8月初旬に販売開始されたナイキの最新ランニングシューズ「ペガサス プラス」を入手しました。ここ最近は「速く走る」より「楽に走る」を主眼に置いてシューズを選んできましたが、久々にレーシング寄りのシューズです。
根強いファンが多いナイキのペガサスシリーズ。日々の練習からレースまで使えて、価格もフライシリーズほど高くなく、あらゆるレベルのランナーに対応するランニングシューズです。
現行販売中のペガサスシリーズのロードランニングシューズには他に「ペガサス41」などがありますが、最大の違いはミッドソールの素材。
ペガサスプラスはナイキ最高峰の「Nike ZoomX」フォームを混ぜものなしの100%使用しています。これだけみても2万円を切る価格はお買い得かもしれません。
デザインもかなり特徴的。アッパーにビシッと入った色違いの直線のアクセント(バンドと呼ぶらしい)が目を引きます。これは単なる飾りではなく、足をしっかりと固定する役割があるのだとか。
じつはこの一本線のアクセント、インソールからアウトソールまで続いています。シューズを縦にぐるりと包むようなデザイン的趣向はじつにユニーク。
アウトソールは耐摩耗性に優れたラバーでできており、接地時のトラクション性能を高めてくれます。
アッパーはFlyknit。同じFlyknitという名前でも、モデルによってその感覚が異なるため実際に足入れしてみないとわかりません。
ペガサス プラスのFlyknitは5月に紹介したナイキ インフィニティラン4のフィット感には及ばないものの、適度な伸縮性があり包みこまれるような履き心地でした。
アッパーのバンドに配されたスウッシュは刺繍。さりげないこだわりを感じます。
ミッドソールの側面にもペガサスの羽をイメージしたワンポイントが。よくみるとミッドソール自体が翼になっています(翼を模した曲線が入っている)。こうした遊び心はナイキらしいですね。
まだトータル50kmほどしか試走していませんが、クッショニングと反発性のバランスは絶妙。ビギナー向けランシューにありがちなグニュっとした沈み込みがなく、かといってカーボン入りシューズほど固すぎない、まさに「ちょうどいい」シューズという印象。
ファンランからちょっとしたレース(サブフォーぐらいまで?)までこなせるお買い得な一足でもあります。