マラソン大会の価格が「適正」と受け止められるにはまだ時間がかかりそう。

今日は東京マラソン2024(一般エントリー)の当落発表がありました。皆さん、結果はいかがでしたでしょうか。

東京マラソンの当落発表は、以前はメールだけで「当選」「落選」がわかるようになっていましたが、数年前からマイページにアクセスして当落を確認する方式にかわりました。

メールの件名は「東京マラソン2024 一般抽選 当落確認のお知らせ」で、一瞬「当選」にも「落選」にも見えてドキッとします。

結果、私は今回も安定の落選でしたが、リンクをクリックしてマイページにアクセスするときのドキドキワクワク感・・・それだけでも楽しめてしまうのが東京マラソンの東京マラソンたる所以でしょうか。

全国の大会が集客に苦戦している中、東京マラソンも倍率が下がって「当選するのでは?」と淡い期待を抱いておりましたが甘かったようです。

ただ、以前なら当落発表日はSNSなどで「落選した!」「当選した!」という投稿であふれたものですが、今年はあまり見かけませんね。

倍率といえば大阪マラソンの行方も気になります。前回は驚きの定員割れでしたが、今回はどのような結果になるでしょうか。

さて、マラソン大会が集客に苦戦する一因がエントリー料の値上げにあることは間違いないものの、ユーザーが価格に見合う価値を見い出せればそれはけっして「高く」はないはず。

だからといって大会や業界側がいくら「運営にはお金がかかる」と訴えても、高いか安いかを判断するのはユーザーであり、「価格に見合う価値を得られると思えば買うし、思えなければ買わない」。ただそれだけの話。(たまに「海外では・・・」という話になりますが、ここは日本なので)

マラソン大会の場合はここ数年で急に値上がりしたため、いまユーザーは少し驚いて様子をみている段階のような気がします。単純に「高いからやめ!」と言っているのではなく、「価格に見合う価値があるかどうか」を冷静に見極めている段階だと思います。

ランナーが大会に戻ってくる=価格が「適正」と受け止められるにはまだ数年かかりそうですが、各大会も淘汰の波から脱落しないよう、いっそうの努力が求められるでしょう。

ちなみに、冒頭の東京マラソン2024の参加料は16,500円。私は過去3回出場した経験からじゅうぶん価値に見合っていると感じますので、高いとは思いません。みんさんはいかがでしょうか。