withコロナの主流となる?リアルイベントとオンラインのハイブリッド大会開催。

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自治体主催大会が代替策として、オンラインマラソンを実施するケースが増えています。ただ、先日のトピックでも取り上げましたが、「好きな場所を走る」というルールは、結局「近所を走るだけ」で何本か参加しているうちに飽きてしまいます。オンラインマラソンで収益化を図るなら「イベントに参加している感」を醸成するプラスアルファが重要です。

オンラインマラソンはそろそろ「好きな場所」→「指定コース」に移行してもいいのではないか、と先日のトピックで提言しました。そんな中、RUNNETを運営するアールビーズが一歩踏み込んだオンラインマラソンのカタチを示しています。

同社が先月から始めた「TATTAサタデーラン」は、基本的に「好きなときに、好きな場所で」というこれまでのオンラインマラオソンのルールと変わりません。 注目したいのは、このTATTAサタデーランのスペシャル版ともいえる「GPSここまで走るの部」。

実際のマラソン大会とオンラインマラソンの中間ともいえる企画です。 従来のオンラインマラソンと異なるのは、フィニッシュ地点だけが決められていること。ハーフか10kmをクリアすればどこを走ろうと自由ですが、ゴールは一つ。 しかもフィニッシュ地点にはゲートが設置してあり、スタッフが参加ランナーを迎えてくれます

まさにリアルイベントとオンラインマラソンのハイブリッド。 ちなみにTATTAサタデーラン「GPSここまで走るの部」の初回フィニッシュ地点は富士山麓山梨県鳴沢村)にある温泉施設。ゴール後、そのまま汗を流せるのも魅力です。

旅ランとして参加できるのもいいですね。 このようにフィニッシュ地点を設定するだけでも、ランナーの「イベントに参加している感」は格段に高まるでしょう。 これは全国の自治体主催大会にも応用できます。

地元の観光・宿泊業再起動の起爆剤とするためにも、この「フィニッシュ地点だけリアル」というパターンを一考する価値はあると思います。 単に好きなときに「好きな場所」を走らせるだけの、従来のオンラインマラソンはすでに飽きられています。

TATTAサタデーラン「GPSここまで走るの部」