アールビーズ事業発表会2017 vol.2<ランはIT化でより楽しく便利に!>。
vol.1<瀬古利彦&増田明美トークステージ>よりつづく。
トークショーのあとは、2018年に向けての事業発表が行われました。今年は以前にも増してITを活用した施策が目立つなど、ランニング界の未来形ともいえる世界を垣間見た気がしました。
デモンストレーションコーナーでは、アールビーズが開発したシステムやアプリの数々が披露されていました。
市民ランナー向けのアプリから大会主催者向けのシステムなど、「ここまで進んでいるのか」と驚くことばかり。
事業発表プレゼンテーションでは、昨今のマラソン大会事情にも言及。いまだマラソン大会人気は衰えていないように感じますが、実はデータ的にみるとピークは過ぎています。
たとえば大会申込数はここ2〜3年で横ばい。定員締切となった大会数に至っては明らかに減少傾向。つまり定員に満たない大会が増加しているということ。「東京」以降、爆発的に増えたマラソン大会ですが、これからはいよいよ淘汰の時代に突入するのかもしれません。
さて、若干勢いが鈍化してるマラソン大会(主に自治体・団体主催)に比べ、「ミニイベント(主に民間・市民ランナー主催)」の開催数・申込数が急激な伸びを見せています。
これはSNSによって誰もが気軽にイベントの主催者になり参加者を募れること、およびアールビーズが無料提供するスポーツイベント募集サイト「モシコム」の影響が大きいと考えます。
アールビーズではモシコムのサービス強化や「走ろうにっぽん」など、このミニイベントという領域にも力を入れていくとのこと。
そして来年2月にサービス開始となるのが「.finisher(ドットフィニッシャー)」と呼ばれるサービスです。
具体的な内容については明かされませんでしたが、プロモムービーを見た限りでは、マラソン大会での自身の走行データをより楽しく振り返ることができ、より深く分析できるようなサービスだと思われます。
いずれにしても、来年は私たち市民ランナーの楽しみや利便性がさらにアップする企画が続々と登場することは間違いありません。