信州爆水RUN in 依田川 vol.2<レース前半>篇。

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激流!ヌルヌル!足がつかない深み!ゴツゴツ岩場!息もつかせぬ天然の障壁が次から次へと迫り来る「信州爆水RUN in 依田川」。本日はそのレース(前半)篇をお届けします。 

爆水RUNに対する出場前のイメージは、コース上の川をちょっとしたアトラクション感覚でバシャバシャ走る・・・みたいな軽いノリ。なによりも距離がわずか8kmということで、緊張感ゼロのままスタートを迎えました。 通常のロードレースとは明らかに異なる点、それは装着を義務付けられたヘルメット。ランウェアにヘルメットという異様ないでたちの集団は、端から見たらどのように映ったのでしょうか。

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主催者より「理想的な服装例」として、長袖・長ズボン(ロングタイツ)・手袋・滑りにくい靴が推奨されていました。しかしファンランのつもりでいた私はTシャツ短パンのみで参戦。この判断は後に後悔することとなりました。

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爆水RUNのコースはほぼ川(および河川敷)。ロード部分はほとんどありません。このためスタートして間もなく川に突入します。

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猛暑日ということもあり、川の水が心地よいこと。そこらじゅうから「ヒャッホー!」という雄叫びが聞こえてきます。まさに大人の水遊び。最初のうちは混雑こそあったものの、浅瀬をバシャバシャと軽快に走ることができました。

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1kmも進まないうちに流れの早い箇所に到達。ほとんどの選手が足を取られ、派手に転倒していました。私はなんとかクリアでき、「パンツが濡れなくてよかった〜」とのんきなことを考えていました。

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そのままバシャバシャと進んでいくと、前方の川面になにやら無数の風船がプカプカと浮いています。

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「風船を浮かべるなんて面白い趣向だな〜」なんて思いつつ近づいてみると、風船に見えたのは色とりどりのヘルメットでした。

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つまり頭ひとつ出るのがやっとの深みを進む(流されてる?)選手たちの姿だったのです。一瞬の絶望感の後、ここでやっと闘志がみなぎってきました。 こうなったら開き直るしかありません。進むにつれて体がどんどん沈んでいき、それはそれでとても心地よく、気分がハイに。

 

しかし・・・あれ?足が着かない・・・。 まさかそこまで水深が深いとは想像していなかったためちょっと混乱。こういう場合、どうすればいいんだっけ?次の瞬間、かろうじて水面から出していた顔面にガバっと波が。 少なからぬ水を飲んでしまい、ゲホゲホと咳き込む事態に。「溺れる・・・」立ち泳ぎのような状態のままプチパニックに陥ってしまいました。

vol.3<レース後半篇>につづく。