岐阜県大垣市をみちくさランニングしてきました。大垣市は名古屋から電車で30分ほどの“水の都”。松尾芭蕉「奥の細道」結びの地としてあまりにも有名です。
玄関口となるのはJR大垣駅。「いびがわマラソン」が開催される揖斐町へは、ここから養老鉄道に乗り換えます。
この大垣駅から伸びている大通りが「美濃路」。東海道と中山道をむすぶ脇往還として栄えました。
美濃路の歩道は屋根付きのプロムナードとなっており、幅もそこそこ広くジョギングには適しています。雨の日も快適に走れそう。
駅から1キロも進まないうちに大垣城への道しるべが見えてきました。まちのシンボルでもある大垣城を中心とした、城下町の風情が色濃く残っているのも大垣の魅力。
一帯が大垣公園として整備されている大垣城天守周辺。関ヶ原の戦いの際は、西軍の拠点となるもののあえなく落城してしまいました。その後 再建され、徳川家康の命により戸田氏鉄が入城し、明治期まで続きました。
現在の天守は復興天守で、さまざまな展示物や関ヶ原の合戦ムービーなどが楽しめます(入城料100円)。ということで、獲ったどー。
大垣みちくさランニングは、大垣城が天然の堀として利用していた「水門川」に沿って走るのがおすすめ。川沿いの歩道はけっして幅が広いとはいえませんが、景観を楽しみながら走れる遊歩道としての趣があります。
ここが「奥の細道」結びの地付近。
記念碑や松尾芭蕉の銅像が建っています。
投句台もありますから、ランニングついでに一句詠んだりすることも可能です。このあたりの桜は見事なので、春はぜひ訪れてみてください。今回走ったのはまちの中心部と郊外を15kmほど。脚を伸ばせばもっと見どころはありそうです。