三重県でフルマラソン開催→市民マラソン不在県は愛知と福井だけに?
自治体主催による市民マラソンが存在しない県といえば、福井県、三重県、そして愛知県(女子のみ参加可能な特殊大会は有り)の3県。このうち、かねてより話題に上っていた三重県が、2020年12月の開催に向けて具体的に動き始めました。
伊勢新聞社の報道によると大会名は「みえ松阪マラソン」で、その名のとおり三重県松阪市で開催されます。
実行委員会の設立総会が昨日開かれ、『実行委は三重陸上競技会や松阪商工会議所、市観光協会、市教委などでつくり、約40人が参加した』(伊勢新聞社)とのこと。
定員は7千人を見込むとのことで、比較的“ライバル”が少ない12月中旬〜下旬(20日)開催としたのは賢明な判断ではないでしょうか。
市民マラソン新設ラッシュがすでに終わり、いくつかの大会で集客に苦戦するなど淘汰の時代に入っているいま、あえて開催を決めた「みえ松阪マラソン」。市民ランナーがどのような反応を示すのか見守っていきたいと思います。
これで市民マラソンが存在しない都道府県が、福井県と愛知県の2県だけになってしまうことに。西尾市の市民マラソン計画が順調に進んで実現しても2021年の開催なので、いずれにせよ三重に先を越されそうです。
市民マラソンを4つも抱える静岡県など、複数大会が存在する自治体も少なくありません。愛知県もこうしたマラソン先進県に早く追いついてほしいものです。
■「みえ松阪マラソン」に 来年12月20日、県初開催 大会名称決まる(伊勢新聞社)