今日なぜアメリカ館を取り上げたかというと、こんな記事を見つけたから。あの「セグウェイ」に不具合が見つかり、2002年3月~2006年9月までに出荷した2万5千台すべてを自主回収するのだという。
アメリカ館の前には必ずセグウェイに乗ったお兄さんやお姉さんがいて、退屈そうに並んでいる人たちに話しかけたりしていた。 「ああ、これがセグウェイか」と、多くの人が集まってきたものだ。
このセグウェイ、日本では原動機付き自転車どころか「普通自動二輪車」という扱いらしい。日本で公道を走行するためには、ナンバープレートはもちろん、バックミラー、警笛、ライトなどを装着して走る必要があるのだとか。
現にセグウェイを公道で運転していた人が「整備不良」で検挙された例もある。現在は、公道での走行を一切認めないという話も聞いたことがあるが、定かではない。 で、アメリカ館だ。雷から電気を取り出した発明家、ベンジャミン・フランクリンをテーマにしたショーがメイン。
ディズニーランドやユニバーサルスタジオの演出効果がふんだん使われており、いかにもアメリカらしいサービス精神にあふれたエンターテインメント・ショーだった。カナダ館のように抽象的なメッセージに走るのではなく、ハリウッド映画のような分かりやすさに好感が持てた。
ショーエリアを出ると、火星探査機やライト兄弟の飛行機模型などが展示してあるゾーンへ。ここでもセグウェイに乗ったお兄さんが「コニチワ!コレセグウェイ。シッテル?」とニコニコしながら近づいてきた。
ちなみに今回のリコール理由が「車輪が急に逆回転する恐れ」があるというもの。もしも万博会場で群衆に突っ込みでもしていたら、きっとガ○パビリオンの火事以上のインパクトがあったに違いない。ブッシュ大統領から小泉総理に贈られたセグウェイも、ちゃんと修理に出すかどうかが気になるところだ。