覚王山 日泰寺とその参道。ここ自体がランニングに適しているというわけではありませんが、街ランの立ち寄りスポットあるいはゴールに設定して走るのにおすすめです。和とアジアと洋が入り混じるまちの雰囲気は、栄とも東山とも大須とも異なる独特の世界観を醸し出しており、その魅力にとりつかれてリピーターになる人が少なくありません。
覚王山のシンボルともいえる日泰寺は、タイ王国から贈られた仏舎利を安置するために創建された比較的新しい寺院。特定の宗派に属しておらず、各宗派持ち回りで管理されています。
日泰寺の「泰」はタイ王国のこと。このため参道も、そこはかとなくエスニックな雰囲気が漂っています。ただ、近年は昔ながらの“味のある”お店が減り、オシャレ一辺倒なショップが増えてきました。
ランニングコースとしておすすめなのは、参道入口をスタートして日泰寺へ至り、境内から西へ抜けて天満緑道、千種公園、ナゴヤセントラルガーデン、池下をぐるっと回って帰ってくるルート。全長で6kmぐらい。物足りない方は本山の城山八幡宮やナゴヤドームぐるぐるを加えると、そこそこ走りごたえのある街ランが楽しめるでしょう。
ちなみに、名古屋でも有数の素晴らしい観光エリアに関わらず、最寄りの地下鉄「覚王山」駅にはコインロッカーがありません。どうしても荷物を預けたい方は、ひと駅名古屋よりの「池下」駅で預けてください(コインロッカーは1番出口を出て右に進んだ先のバスターミナルにある)。