余裕で間に合う!ナゴヤウィメンズマラソン。
これまでのスタイルとしては最終開催となる「名古屋国際女子マラソン」。今回も国内外のトップランナーたちが名古屋に集います。そんな、いくつもの名勝負を生んできた伝統のレースが、来年は都市型市民マラソン化され一般ランナーも出場可能に。名古屋(の大会)初上陸となる特別協賛社プロデュースによる華麗な演出に彩られ、まったく新しい「ナゴヤウィメンズマラソン(仮)」として盛大に開催されます。
※3月12日13:00追記:名古屋国際女子マラソンは中止となりました。東北関東大震災で被災された方には衷心よりお見舞い申し上げます。
この「ナゴヤウィメンズマラソン(以下、NWM)」を心待ちにしている人がいる一方、「興味はあるけどフルマラソンなんて私にはムリ」と考えている方もまた少なくないでしょう。
しかし、大方の専門家が口を揃えるように、たとえまったくランニング経験がなくても半年〜3ヵ月の準備期間があればフルマラソンは走れます。ましてやNWMまで1年。間に合わないわけがありません。
あ、ここでいう「間に合う」とは、ある程度のトレーニングを積んで「マラソンをスポーツとして楽しめる」レベルのランナーになること。最低でも5時間半前後以内あるいはサブ5でフィニッシュできるレベルといえばわかりやすいかもしれません。
NWMは制限7時間(予定)なので早歩きでもフィニッシュ可能ですが、歩け歩け大会ではなく「マラソン」ですから、特別な事情がない限り「走って」気持ちよくゴールしたいもの。そのためにはやはりそれなりの準備が必要です。
沿道の方々も「スポーツ競技会」ということで交通規制などの不便を受け入れてくださっている側面もあります。NWMは先ごろ行われた「表参道ウイメンズラン」のようなランニングイベントとは、似ているようでまったく趣旨が異なる、陸連主催の真剣勝負の場でもあります。
しっかり準備して本番に望んでこそ、本当のマラソンの楽しさが実感できるのではないでしょうか。かといって、いきなり月間200キロも300キロも走り込む必要はありません。専門家によると「サブ5狙い程度なら距離は考えなくてもいい。何よりもトレーニングを継続することが重要である」とのこと。
できれば専門のコーチが常駐しているクラブ(RunUpなど)に入り、フォームや練習方法などについて体系的に習得されることをおすすめします。これは、走る仲間ができてモチベーションがアップするという効果もあります。
NWMは来年の3月開催。これも、いまランニング経験ゼロでもじゅうぶん間に合う根拠のひとつ。なぜなら、10kmレース→ハーフマラソンと、順を追ってステップアップしてけるからです。
とにかく、いまランニング経験ゼロのあなたでも「(1年後の)フルマラソンなんて余裕で走れる!」と断言します。「体重が重いからムリ」というあなた、ぜんぜん問題なし。ランニング習慣を身につければ、15kgや20kgぐらいの体脂肪なんてアッというまに消滅します(経験者談)。
世界の女子ランナーが注目する夢のようなレース「ナゴヤウィメンズマラソン」。遅くとも夏頃までにはエントリーが開始されるでしょう。1年後、愛知県初(自治体主導として)の都市型市民フルマラソンを走るのは、いまだランニング経験のない貴女です。