2010「穂の国 豊橋ハーフマラソン」。

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「第1回 穂の国 豊橋ハーフマラソン」を実走取材してきました。

前身の「中日豊橋ハーフマラソン」は、陸連登録者かつサブスリーランナーだけが出場できる「日比野賞中日豊橋マラソン」(フルマラソ)と同時開催の、どちらかというと玄人好みの大会でした。それが今年からコースも制限時間も見直され、幅広い層が参加できるハーフマラソン大会に生まれ変わったのです。 

 

豊橋には若いころ5年ほど住んでいましたので、私にとっては第二の故郷。青春の地。久々に豊橋駅に降り立って感じたのは、駅ビルこそ変わったものの駅前の風景は当時とほとんど変化がないということです。ただ、昔なじみだったお店がことごとく転居しており、一抹のさみしさを感じました。

 

アルバイトしていたピザパテオもなかったし・・・。 あ、昔語りをしている場合ではありません。今日は豊橋ハーフのレビューです。さて、下の写真は市内を走る市電。じつは初めて乗車しました。昔は肌色の車両が主流でしたが、今は列車のフォルムも近代的になっています。

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メイン会場は豊橋公園の中にある陸上競技場。桜も8分ぐらいまで咲き誇り、春のレースっぽい雰囲気を醸し出していました。食べ物屋台やラングッズショップも立ち並んでにぎやか。

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お花の無料お持ち帰りサービスも。参加者向けなのですが、あきらかに近所のおばちゃんっぽい方が大量に持ち帰っていました。まあ、沿道の皆さんには交通規制で迷惑をかけますし、仕方がありませんね。

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豊橋ハーフマラソンのコースは、市電が走る大通り以外は田園地帯や住宅地、堤防道路など、地方都市の大会によくありがちなルート設定。本当は国道259号あたりをドーンと走らせてくれれば都市型マラソンの雰囲気も楽しめたと思いますが、こればかりは部外者が意見できる問題ではありません。

 

スタート前。エントリーは3,332人(定員3,000人)、当日の出走は2,786人だったそうです(中日新聞)。10時ジャスト、一斉スタート。トラックを半周して競技場外へ出て行きます。以降、コースの写真はありません。当日は二日酔いで、精神的にも体力的にも撮影している余裕がなかったのです・・・。

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序盤は市電も通る比較的まちなかの道。市電になじみがない地域からきた人は珍しい光景だったのではないでしょうか。全体的には、ゆる~~いアップダウンがさりげなく連続するある意味“いやらしい”コース。まあ、ぎりぎり「フラット」の範疇に入れても差し支えないでしょう。

 

最初の5キロはまさに地獄でした。前夜のビールが胸につかえているような感じで、脚の筋疲労もいつもより早くやってきました。それでもだましだまし走っているうち体からアルコールが抜けたのか、序盤の苦しさが徐々になくなっていきました。 15キロ地点ぐらいの上りで極端にペースが落ち、「ワーストを更新するかも」という思いがよぎりました。

 

ところが、終わってみれば読売犬山や静岡駿府の記録より1分ほど速いタイムでフィニッシュ。一瞬、距離の計測不備を疑ったほどです。 思い当たるとしたら、1週間前に敢行した40キロ走の成果が二日酔いを凌駕した、といったところでしょうか。ということは、前日に飲まなければもっとタイムがよかった可能性があります。

 

やはりレース前日に飲むのはいけませんね。 桜が咲き誇る公園内を通って競技場に戻ります。みなさん真剣ないい表情。よくがんばりました。ボランティアの皆さまもお疲れさまでした。次回も出てみたいと思わせる素晴らしい大会でした。

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<大会講評>

コースは市電の通る道の一部と住宅地、田園地帯など。ゆるいアップダウンが数カ所ある。給水ポイントは充実しているが水のみなので注意。距離表示が小さくて序盤の混雑時はとくにわかりにくかった。食べ物屋台、ラングッズショップあり。ナンバーカードは正面1枚。計時はチャンピオンチップ。記録証は即発行。沿道の応援は多い。公園内やコース上で桜が楽しめる。ゲストは谷川真理さん。参加賞はTシャツ、VAAM、野菜ジュース、市電チケット(片道分)、うずらたま5くん。トイレ数は可もなく不可もなく。特設更衣室あり。荷物預け用のコインロッカー多数あり。アフタードリンクサービスあり。オールスポーツ参加。