2015 香川丸亀国際ハーフマラソン vol.1<憧れの丸亀>篇。

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第69回「香川丸亀国際ハーフマラソン」を実走取材してきました。仙台国際と並ぶ権威ある大会として69年の歴史を誇る丸亀ハーフ。本日はvol.1「憧れの丸亀」篇をお届けします。 

香川丸亀国際ハーフマラソンはかつて、エリートランナーのみ出場することができる大会でした。丸亀に出ることはステイタスであり、競技志向の市民ランナーが憧れる大会の一つとして位置づけられていました。 2008年より制限時間が大幅に緩和され(3時間)、エリートとともに一般市民ランナーも走れる大会へとリニューアル。今では早春の讃岐路を駆け抜ける「市民ハーフマラソン」としてすっかり定着しました。

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制限が緩和されたからといって以前の権威がなくなったわけではありません。自己ベストをめざし、競技として挑むランナーにとってはテンションが上がる大会であることは間違いないようです。

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その特長はなんといっても“超高速”と表現されることもあるフラットなコース。ただ、厳密にいえば「前半上って後半下る」コースで、とくに終盤のじわじわ続く上りは好き嫌いの分かれるところ。 もうひとつの魅力は往復の対面コースが長いこと。中間地点あたりで折り返す1本道のコースなので、どれだけ遅くても必ずトップ選手全員の走りを間近に見ることができます。

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国内外のトップ選手が多数出場する大会ゆえか、沿道の応援もほとんど途切れることがなく、マラソン文化が根づいた街であることを実感。

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もちろん、金哲彦さんや千葉真子さんをゲストに迎えたレース前後のイベントも充実。ただ、レース後は食べ物屋台に長蛇の行列ができており、楽しみにしていた生ビールや讃岐うどんを断念。飲食ブースがもう少し充実しているといいなと感じました。

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一つ驚いたのが、なんと「前日申し込み」OKなこと。1,000円アップで最後尾からスタートなどの制約付きですが、ここまで大規模な大会で前日エントリー可能とは、善し悪しは別としてとても珍しいことではないでしょうか。