広島壮年走ろう会が主催する「宮島クロスカントリー全国大会」。歴史ある手づくり大会ならではのほのぼのとした雰囲気の会場とは裏腹に、そのコースはまさにドMランナーが泣いて喜ぶハードなものでした。
宮島クロスカントリーの会場は、宮島フェリーターミナルにほど近い中学校のグラウンド。学校前の路上からスタートして、厳島神社とは反対側の海沿いを走ります。
種目はメインの15kmのほか、6kmおよび3km。私は15kmの部に出場しました。「クロスカントリー」とはいえ、路面はほぼロード(アスファルト)。わずかに土の道を走りますが、一般的なクロスカントリーのイメージとは異なります。
ただ一点、アップダウンが連続するところはクロスカントリーという名に嘘はないと感じました。
もっともキツいのが1kmで一気に102m上がる急坂。しかも往復コースなのでこれが2回やってきます。
とにかく上り下りが連続するジェットコースターコースで、フラットな部分がほとんどありません。それでも、ときおり木々の間からのぞく絶景に、ほんの一瞬ながら観光気分を満喫。疲れを忘れさせてくれるひとときでした。
コースはメインの観光エリアから離れているため応援の数は少なめ。しかし所々に広島壮年走ろう会のメンバーの方が立っていて、誘導を兼ねて選手に声援を送っていました。これには大いに励まされました。 距離は15kmと短めながら、走り応えのあるコースだけにハーフ以上のレースを走ったような充実感を得られました。そして、皆さんに拍手で迎えられフィニッシュ。
ゴール後はお菓子やもみじまんじゅうなどのおみやげをいただき、具がたっぷりのカキ汁も堪能しました。ちなみに参加賞はかなりしっかりした作りの大会オリジナルバッグです。
カキ汁を食べている途中で本降りの雨となり、早々に切り上げて会場を後に。その後は島内の商店やレストランで焼き牡蠣、牡蠣カレーパン、牡蠣丼をたいらげ、厳島神社参拝へ。
まさに「観光満喫マラソン大会」としておすすめの大会、宮島クロスカントリー。次回はぜひ参加されてみてはいかがでしょうか。おすすめです。
広島壮年走ろう会のみなさん、ボランティアのみなさん、選手のみなさん、お疲れさまでした。