豊田市の複合リゾート「フォレスタヒルズ」を舞台に開催された「トライアスロンフェスティバルinフォレスタヒルズ大会」を観戦取材してきました。
この大会はスイムをプールで行うことと距離が短い(Aタイプでスイム400m・バイク12km・ラン4km)ことから、初心者でも安心して参加できるレースとして人気です。
とはいえ、バイクとランのコースはアップダウンの連続で、けっしてラクなコースとはいえません。
とくにバイクコースの下りでは、中級者以上のトライアスリートたちがフルスピードで飛ばすため、フラフラと走っていては危険。気軽に出られる大会だからといっても、最低限のトレーニングは必須です。 スイムはフォレスタヒルズの流水プールを使用。深さは1mなので、小学生でも足がつくぐらい。200mのプールを2周します。
バイクコースはフォレスタヒルズ敷地内の管理道路を走行。「上って下る」コースで平らな部分はありません。ランはバイクコースと並行する歩道を走ります。
当日は35℃に迫る猛暑日で、距離が短いとはいえ選手の皆さんの足取りもどこか重そう。そんななか、目の覚めるような快走を見せてくれたのが、先ごろ行われた2014ソチパラリンピックのスキー種目(クロスカントリーなど)日本代表佐藤圭一選手。
トライアスロンを始めたのが、なんとソチパラリンピック終了後。わずか数ヶ月でメキメキと実力をつけ、今大会では一般男子1位、バイクパートでも見事に総合1位を獲得しました。
この大会は経験者対象のA部門、おもに初心者対象のB部門、ちびっ子トライアスリート対象のキッズ部門など、細かく部門が分かれています。 自分の体より大きなロードバイクを駆る小学生。大人顔負けのライディングは見事でした。
とくに一般B部門では、ロードバイクだけではなくMTBやクロスバイクが目立つのもこの大会ならでは。みなさん自分のスタイルで「トライアスロン」を楽しまれている姿が印象的でした。