旅ラン日本スペシャル【東京みちくさランニング その3】

yoyogi01.jpg

 明治神宮の境内を出ると、偶然にも「原宿駅」に出くわしました。まちを散策しようかと思いましたが、あまりの人の多さに断念。あんな人混み、私にはとても耐えられません。仕方なく人のいない方へ進むと、偶然にも「代々木公園」が現れたではないですか。

聞いたことあります。代々木公園。公園内はけっこうな数のランナーが走っており、意外と小さな公園ながらも快適なランを楽しめました。園内のドッグランを眺めていたところ、とつぜん5匹の犬が一斉に襲いかかってきました。下の写真がその瞬間です。幸いにもフェンス越しだったでのペロペロされずに済みました。

inugundan.jpg

 

その後、どんな道をたどったのか記憶が曖昧なのですが、「国立競技場を再び見た」「青山墓地を見た」「国立新美術館を見た」・・・以上の3点は憶えています。で、気がついたら偶然にも「六本木ヒルズ」にいました。

roppongi.jpg

 

六本木ヒルズからみる東京タワー。きれい。東京タワーまで走っていって展望フロアに上ろうかと迷いましたが思いとどまりました。そのとき、本気で「名古屋TV塔にも上ったことがないのに東京タワーはまだ早い」と意味不明なルールを自分に課していたのです。血糖値が下がり、頭が相当やられていたのでしょう。

tower001.jpg

 

テレ朝前を通り、東京タワーと決別するように進路を北へ。住宅街を抜けると首都高速が通る大きな道に突き当たりました。ここでわけもなく進路を北東に変え、あてもなくランニング。そのままボーッとしながらで首都高沿いに走っていくと、やがて「国会議事堂」の表示が。ということは、皇居がすぐ近くということではありませんか。

kokkai.jpg

 

やはりランニングの神様は私を皇居ランへと導いたのでしょう。本当に偶然にも皇居へたどり着いたのです。前夜に続いての皇居ランです。

koukyo01.jpg

 

昨夜とはうってかわり、多くのランナーが走っています。一昨年に皇居ランデビューしたときとは、ウェアのカラフル度が進化しているような気がしました。

koukyo02.jpg

koukyo03.jpg

 

さて、国会前から竹橋までやってきたころには、すでに走行距離が35キロほどに達していました。ここで初めてケータイのナビを発動。すると、池袋のホテルまでちょうど7キロ弱という結果が出ました。

 

すぐ目の前に地下鉄の誘惑もありましたが、この筋疲労の状態からさらに走れるチャンスはそう滅多にありません。ホテルまで走りきることに決めました。 竹橋からは首都高池袋線に沿って進めばよかったので、迷う心配はありませんでした。ただ、急に風が強くなり、みるみる体力を奪われてしまいました。

 

途中で見つけた「東京ドームシティ」に立ち寄る気力もなく、風に飛ばされないようひたすら前に進むのみ。 残り2キロを切ったところで「護国寺」発見。山門前の美しい風景に癒され、そのまま吸い込まれるように境内へ。すでに本堂の扉は閉ざされていましたが、夕暮れのお寺独特の郷愁を楽しむことができました。

gokokuji01.jpg

池袋のホテルに戻ったのは夕方5時ぐらい。走行距離はNike+スポーツバンドによると約41キロで、ほぼフルマラソンぶん走ることができました。後から自分の走ったコースをトレースしてみると、「あ、こんな近くにこれがあったんだ!」という発見があり、「地図ぐらい持って行けばよかったかな」と少し後悔の気持ちも。 東京みちくさランニング、次回は地下鉄をうまく利用し、エリアごとにテーマを設けて走ってみようかなと思っています。いつになるかわかりませんが。