横浜国際女子マラソンに双子ランナーが揃って出場。

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エリートランナーのシーズン開幕戦といえば、今週末開催される「横浜国際女子マラソン」です。ご存じのように、昨年まで行われていた「東京国際女子マラソン」と「横浜国際女子駅伝」の“血”を受け継いで生まれた、まったく新しい大会です。その特徴は日本初の完全周回コースを採用したこと。横浜市の中心部に設けられた13.18kmのコースを3周(と少し)走ればフィニッシュです。

私自身、周回コースのレースは精神的に耐えられなくて苦手なんですが、エリートランナーの場合は「景色が繰り返しでつまらない」とかきっと関係ないんでしょうね。 観客にとっては、移動しなくても最低3回はお目当ての選手を観戦できるメリットがあります。

私も例年「名古屋国際女子マラソン」を見に行きますが、本気で観戦しようと思ったらかなりたいへんです。 「本気で観戦」とは・・・まずは競技場でスタートシーンをおさえ、自転車で先回りしながら5km・10km・20km・30km・40km各地点のトップグループを撮影したあと、競技場に戻ってフィニッシューンを見届ける・・・と、計画はするんですがいつも失敗に終わります。

その点、横浜国際は全選手が同じ場所を3周しますから、上記のようなハードな観戦に耐えられない方にとっては都合がいいんじゃないでしょうか。 出場選手のうちランニングジャーナルが注目するのは、ずっと名古屋圏を拠点に活躍してきたツインズランナー大南博美・敬美姉妹です。

生まれは福井県ながら「地元の選手」というイメージがあり、名古屋の人たちには昔から親しまれています。ちなみに、二人揃ってフルマラソンを走るのはじつに8年ぶりとのことです。

残念ながら現在所属している企業の陸上部が来年3月で廃部となってしまうため、現役を続行する意向の二人にとっても髙橋監督にとっても、いつにも増して“勝負”のレースとなるのではないでしょうか。号砲は日曜日の12時10分。楽しみです。TV観戦だけど。