第4回「鈴鹿山麓かもしかハーフマラソン」。

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今年もいよいよマラソンシーズンイン!ということで、「第4回鈴鹿山麓かもしかハーフマラソン」(三重県菰野町)を体験取材してきました。名古屋エリアの市民ランナーの中には、シーズン開幕を飾る大会としてこのかもしかハーフを選ぶ方も多いのではないでしょうか。

4回目という若い大会にも関わらず、あくなき「おもてなし」の追求ですっかり東海地区を代表するハーフマラソンとして定着した感のあるかもしかハーフ。年々参加者を増やし、今年はついに6,000人を超えました。

 

私は第2回から参加していますが、そのときの大会レビューに「5,000人規模までには成長する予感がした」と書いていました。その後、第3回で4,000人を突破し、ついに今回6,000人超えを達成したというわけです。

 

東海地区のロードレース大会では、少なくとも「ホスピタリティ」「ランナー本位」という面では1、2を争う大会だと思います。ちなみに名古屋ランニングジャーナルが勝手に認定する「ランナー思いの大会(東海地区)」ランキング1位は、フル部門が「いびがわ」、10km部門が「いちのみやタワーパーク」、そしてハーフ部門が「かもしか」です。

 

ホスピタリティあふれる良質な大会はそうそう簡単に開催・維持できるものではありません。ともすれば“お役所仕事”的な大会が体勢を占める中、もっといえばお役所仕事でも参加者が簡単に集まってくれる昨今、ランナー本位ですべてを考えることができる「かもしかハーフ」のような大会って、じつはとても貴重なのです。

 

話がそれました。レースです。初参加のときは、もはやこのコースの名物ともいえる2kmの上り坂に心臓が飛び出そうになりましたが、3度目の挑戦となる今回は私なりに攻略法を考えてのぞみました。 それは、2kmの上りに入ったら意識的に2段階ぐらいペースを下げ、心拍数が上がりすぎないようコントロール。

 

坂を上りきったとろこから始まる下り(3km)で思いっきり飛ばすというものです。 誤算は気温が高かったこと。日射しも夏のように強くてまいりました。記録はハーフのワースト2でしたが、ラスト5kmからぐいぐいペースを上げていく教科書通りの展開で気持ちよくフィニッシュできました。

 

前回、前々回とクルマで出かけたのですが今回は電車を利用。最寄りの近鉄「中菰野」駅から会場までは歩いて10分ほどでした。要所要所でスタッフが案内してくれていましたので、迷うこともありませんでした。 参加者が一気に増えて運営はどうなるかな?と少し心配していましたが、まったく問題ありませんでした。これなら8千人、将来的には1万人も大丈夫かも!?

 

<大会スナップ>

イベント会場は大賑わい。 レース後に何を食べようか迷うのも楽しみです。

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スタート前。どの大会も、 年々ウェアの色がカラフルになってきています。 とくに女性ランナーがみんなおしゃれ!

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美しい景観の中を走ります。 余裕がなくて撮影できませんでしたが、 あちらこちらに咲いているコスモスがキレイでした。

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アミノバリュー特設ブースも来場。人気大会の証?

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もうすぐフィニッシュ!

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<大会講評>

種目はハーフ、10km、中学生、小学生など。食べ物屋台が多くてにぎやか。アフターランもゆっくり楽しめる。荷物預けあり(有料)。参加賞は万古焼の蚊やり豚(かわいい)、ボールペン、クリアケース、草餅、アミノバリュー。更衣室あり。トイレは必要じゅうぶん。計時はRCチップ。記録賞は即発行。ペースランナー出走。エイドのドリンクは水とスポーツドリンク。バナナとチョコの補給食も用意されていた。抽選会がわりの「とび賞(順位で当落決定)」設定数が多いのも魅力。抽選結果があらかじめ掲示してあるので、抽選会を待つ必要がないのは助かる。