北海道マラソンが制限時間延長で大規模化へ。

いつかは出てみたいマラソン大会の一つ、「北海道マラソン」が次回より「制限時間を1時間延長する」と発表しました。今までの制限時間は4時間。これが「長野マラソン」や「いびがわマラソン」と同じく5時間となることから、一挙に参加者が増えそうです。

制限が4時間ということはつまり、3時間台で42.195キロを走りきるということ。いわゆる「サブフォー」です。サブスリーほど特別な練習は必要ないものの、ある程度ふだんから走る習慣がないと達成できないレベルだと思われます。

ですから今までは「北海道マラソンに出場=そこそこ速いランナー」ということが言えたわけです。

「福岡国際」や「びわ湖毎日」に出場するようなエリート市民ランナーには遠く及びませんが、北海道マラソンが制限の長い一般向け大会とは一線を画すポジションにあったことは間違いありません。

次回から制限5時間となることでこの図式は消え、プチエリート気分を味わいたくて参加していた人は少し複雑な気分なのではないでしょうか。

しかし北海道マラソンのような人気大会が制限時間を延長し、より多くの人に門戸を開放したことはきっと、日本のランニング文化に好影響を与えてくれると思います。 北海道マラソンの大規模化が呼び水となって、各地で開催される大会もこれに続くとレース出場の楽しみが増えそうです。