マラソン大会中のコースにクルマが乱入してランナーをはねる。

我々ランナーは、マラソン大会で当たり前のように車道を走っています。しかし交通規制の最前線では、ボランティアや警察官が、腹をたてたドライバーに罵声を浴びせられることもけっして珍しい光景ではありません。 race000.jpg 名の知れぬ人たちが、いわば体を張ってランナーを守ってくれるからこそ、選手はクルマを気にすることなく走りに集中できるのです。もっとも、マラソン大会中にクルマが突っ込んでくるなど、普通は想像すらしないでしょう。 ところが先日、コスタリカの首都サンホセで行われたハーフマラソン大会で、コースに侵入したクルマにはねられた選手(35歳・男性)が死亡するという悲劇が起こってしまいました。 kuruma01.jpg ※写真はイメージです。 このクルマを運転していたのは26歳の男で、事故当時は飲酒していたということです。目撃者によると、コースを横断するため待機していた車列を無視し、警察が設置した柵を突破してコースに乱入したとのこと。 犯人は被害者に接触したあとそのまま逃亡したものの、数百メートル走ったところで逮捕されました。 警察の声明によると、当日は19人の警察官が交通規制に配置され、90人のマーシャルとともに警備に当たっていたとのことです。主催者はまた、「必要な予防措置はすべて講じていた」とも語りました。 3年ほど前、ナゴヤウイメンズマラソンを沿道から応援していたときのこと。交通規制で止められたクルマがボランティアに食ってかかっている現場に出くわしたことがあります。 ボランティアの方は必死に謝罪してなんとかなだめようとしていたのですが、突然ドライバーがコースに向かって突進。「危ない!」と思った瞬間、なんとコース手前の歩道を10mぐらい爆走し、次の交差点を曲がり走り去っていきました。 一歩間違えば、今回のコスタリカでの事件と同じことが起こっていたのです。これからはマラソン大会中も気を抜かず、交差点では左右確認してクルマに注意しましょう・・・なんて考えなければならないなんて悲しいですね。 via:Drunk driver kills athlete during Costa Rica half-marathonBBC<「さわやか健康リレーマラソン」締切間近!> 多数の問合せやご要望により、エントリー期限を延長!第4回目を迎える「さわやか健康リレーマラソンin大高緑地」のエントリー締切(10/29迄)が迫ってまいりました。リレーの部はもちろん、ソロの部もあるので秋の走り込みにもおすすめです。