2012いびがわマラソンvol.1<雨に完敗!>篇。

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第25回「いびがわマラソン」を実走取材してきました。トップクラスのおもてなしで、ナゴヤランナーはもとより全国から市民ランナーが集まる「いびがわ」。ボランティアや沿道の応援の方々は本降りの雨にもかかわらず、例年とかわらないホスピタリティで私たちランナーを迎えてくれました。本日は大会レビューvol.1「雨に完敗!」篇をお届けします。 

当日の天気予報は「曇りのち雨」。しかもよりによってスタート時刻の10時から降り出すという予報でした。 その予報はズバリ的中。スタートしてほどなく本降りの雨に。 雨のレースでもっとも悩むのはウェアリング。私はとても暑さに弱いため、レースでは真冬でもロングタイツやアームウォーマーを着用することはほとんどありません。

 

ましてやいびがわマラソン当日の最高気温予想は16℃。マラソンを走るにしては高温です。そこで雨対策はとくに準備せず、Tシャツ&短パンでスタートラインに並びました。 「どうせ汗で濡れるんだから雨を心配してもムダ。むしろ多少の雨が降っているほうが暑さをやわらげてくれるから好都合」と、のんきに考えていました。 過去にも寒い時期の雨の中のレースは経験していましたので、雨に対してさほど警戒はしていませんでした。

 

しかし、序盤から本降りとなった雨はじわりじわりと衣服の奥へとしみこんでいき、気づいたときにはパンツまで濡れた状態に。 たとえ雨のレースでも、走っていればじきに体が温まってくるはずなのですが、なぜか走っても走っても一向に体が温まりません。むしろ末端からどんどん体温を奪われていくような感覚に襲われました。 小雨程度なら温かい汗のベールが体を包んで体温が保たれるところ、雨脚が強かったため汗が体にとどまることなく瞬時に冷たい雨に流されてしまい、結果、つねに冷水を浴び続けているような状態になっていたのです。

 

じつは短パンのポケットに簡易ポンチョを準備していました。しかし、「どうせずぶ濡れだから」と、着用することはありませんでした。いま思えば、途中からでもポンチョを着ていれば少しは冷えをしのげたのではないかと思います。 指先がしびれウェストポーチからカメラを取り出すことができなかたっため、レース中盤〜後半の写真はほとんどナシ。

 

ただ、低体温症になるとか、体がブルブル震えるとか、体調に異変をきたすことはありませんでした。走り(タイム)そのものへの影響はなかったように思います。 今回の反省点は、「雨の量を見誤った」「気温を見誤った」「手指など末端の冷え対策を怠った」・・・まとめていえば「雨をナメてた」ということに尽きると思います。

 

そんなコンディションの中、長時間立ち尽くしてランナーのために働いてくれるボランティアのみなさん、そして声をはらして声援を送ってくれた沿道の方々には本当に頭が下がります。ありがとうございました。 ●大会レポvol.2「レース篇」は明後日お届けします。