お伊勢さんマラソンはハーフ・10km・5kmの3部門構成。9時スタートのハーフを皮切りに、各部門が時間差で陸上競技場のトラックからスタートします。師走とは思えない強い陽ざしのなか、さまざまな年代のランナーが式年遷宮でにぎわう伊勢の町を駆け抜けました。
私が出場したのは10kmの部。受付を済ませ、まずはハーフのスタート（9:00）を見学。競技場から次々と走り出てくる選手の迫力に圧倒されました。みなさん楽しそう。まさに大人の駆けっこ。
10km部門のスタートはその35分後。スタートブロックは、プラカードに書かれたフィニッシュ予想タイムを参考に任意で並ぶスタイルです。皆さん整然と並び、とくに混乱はありませんでした。
スタッフの方がスタートを5分間違えるほほえましいハプニングもありましたが、定刻どおり9:35に号砲が撃ち鳴らされました。各部門2,500人ずつと定員を絞っているため、スタートから比較的スムーズに走れたような気がします。 トラックを出て、陸上競技場の外周をぐるっと一周。
2kmほどで神宮（内宮）の門前町でもある「おはらい町」の入口へ。古くよりお伊勢参りの参拝客でにぎわうおはらい町は、伊勢観光のメインともいえる通り。歴史情緒たっぷりの古い家並が続く石畳の道を走れるだけでも、お伊勢さんマラソンに参加する価値があるといえます。
折しも今年は20年に一度の式年遷宮の年。通常よりも大勢の参拝客が沿道から見守るなか、宇治橋前までの約800mを気持ちよく快走できました。 おはらい町を抜けると神宮（内宮）の鳥居が見えてきます。ここは全日本大学駅伝のフィニッシュ地点として有名。鳥居の先に架かる宇治橋を渡ると、俗世とは隔絶された神域となります。
お伊勢さんマラソンのコースは宇治橋を渡ることなく、伊勢街道（国道23号）を北上。内宮の別宮にあたる「月讀宮」、伊勢インターチェンジを越え、倉田山公園野球場あたりを折り返します。（ハーフは宮川を折り返し）
ほぼフラットですが、強いていえば前半上りで後半は下り基調。このため折り返してからいくぶんラクになり、心拍数はそのままで、ペースだけ上げていくことができました。 結果的には平凡なタイムに終わったものの、ネガティブスプリットで走れたのは収穫といえます。フィニッシュ後は学生さんを中心としたボランティアの方々が大活躍。
参加賞のタオル、ドリンク、赤福をいただき、着替えてから物産展を物色しました。
その後、何もかも新しくなった神宮（内宮）参拝へ。レースを無事に走り終えたお礼と家内安全を願い、伊勢の町を後にしました。
選手の皆さん、ボランティアの皆さん、お疲れさまでした！
