鯖江といえばメガネ、メガネといえば鯖江。メガネフレームの国内生産シェア9割以上の福井県ですが、その中心的存在が鯖江市なのです。そんな「めがねのまちさばえ」で開催された「第39回 鯖江つつじマラソン」を実走取材してきました。
鯖江つつじマラソンの当日の参加者は3,424名。地元ランナー中心の中規模大会で、会場にはほのぼのとした雰囲気が漂っていました。
種目はハーフ・10km・5km・3km・2kmの5種目。小中学生の部は細かく10部門に分かれており、地元の子どもたち(とくに陸上部員)にとって大切な大会のようです。
私が出場したのはハーフの部。参加選手数は700名弱で、スタート時の渋滞もほぼゼロ。ストレスなく走り始めることができました。
陸上競技場のトラックが発着というのもテンション上がります。
コースは基本的に「行って帰ってくる」往復ルート。往路は上り基調、復路は下り基調で、大きなアップダウンはありません。
カエルの大合唱がこだまする美しい田園地帯をひたすら走ります。
序盤は曇りで走りやすかったのですが、スタートから30分ぐらい経過したところで太陽が顔をのぞかせました。体感温度も一気に上昇し、俄然苦しい展開に。
しかし大会側もこの時期、暑くなることは想定内だったようで、エイドにはスポンジが用意されておりとても助かりました。エイド自体も6ヵ所と、ハーフにしてはじゅうぶんすぎる体制だったといえます。
それでも暑さのせいでしょうか、途中でうずくまっている選手を何人か見かけましたが、すかさずドクターランナーが駆け寄るなど医療体制もしっかりしているように感じました。 10km付近の折り返しまでは、微妙な上りがじわじわ続くため息が上がったものの、復路は一転、下り基調。
おかげでペースを落とすことなく走れました。 フィニッシュももちろん競技場のトラック。1コーナー付近からトラックに入り、バックストレートから4コーナーへ。メインストレートをラストスパートしてフィニッシュ。
タイムはともかく、久しぶりに気持ちよくゴールできました。参加賞はタオルですが、県外からの参加者にはつつじの苗木がいただけます。
ゲストや派手な演出はないけれど、どこか心和むあたたかな雰囲気が素敵な「 鯖江つつじマラソン」。機会があればまた参加したいと思います。