「第29回犬山ハーフマラソン」でコケる。

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先々週の犬山国際友好シティマラソン(10kmの部)に続き、ふたたび犬山でのレースに参戦してきた。今回は「第29回犬山ハーフマラソン」。名前の通りハーフ(21.0579km)が主体の大会。

私自身、ハーフマラソンは2回目。前回は昨年12月に行われた「 鈴鹿シティマラソン」。タイムは1時間44分08秒だった。今回はこの記録更新が目標だ。できれば1時間40分を切りたいところ。

 

大会当日早朝、クルマで犬山方面へ向かう。大会用の臨時駐車場の一つである成田山へ到着したのは8時15分ごろ。思っていたほど渋滞もなくスムーズに停めることがきた。それでもすでに7~8割は埋まっていたように思う。あと10分遅ければ満車だったに違いない。

 

成田山駐車場から会場の名証犬山総合運動場までは歩いて5分ほど。すぐに受付を済ませ、陣地を確保する。会場となる運動場には、ランニングショップや鍼灸、スポーツマッサージなどのテントが立ち並び、まさにお祭りのような雰囲気。みんなそれぞれレース前のひとときを楽しんでいる。 

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レース前セレモニーでは、チバちゃんこと千葉真子さんも登場。実際のご本人はかなりちっちゃく華奢で、知らない人が見たらまさかこの人が元世界レベルのトップアスリートだとは思うまい。脳天につきぬけるような元気な声で、参加者にエールを送っていた。チバちゃんも同じレース(一般ハーフの部)を走るという。一瞬でも併走できるかな。

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そうこうしているうちにスタート時刻が迫ってきた。事前に申告したタイムをもと(ゼッケン順)に整列し、スタート地点へぞろぞろと移動。まずは10時ちょうどに「陸連登記・登録者」の先行スタート。我々一般ハーフはその5分後にスタートした。

 

号砲直後はお約束のウォーキング状態だったが、まあ、今回は10kmと違い長丁場になる。初めから焦っても仕方がない。鈴鹿のときは残り2キロ地点ぐらいから失速し、頭がボーッとしてほとんど意識を失ったまま走っているような状態だった。今回はその反省もふまえ、周りに流されないように自分のペースを保つことだけ考えた。

 

1キロ手前ぐらいの地点で再びランナー密度が濃くなり、前方をふさがれてしまった。ペースを保ちたかったので、ほんの少し歩道に出て抜かそう・・・と思った刹那、なぜか目の前数センチにアスファルトの路面が見えた。「あれ?」自分でも何が起こったのか分からなかったが、直後の体中の痛みで事態を悟った。コケちゃったのだ。

 

車歩道を分離する縁石の存在に気づかず、けつまずいたらしい。素早く体中を確認する。すると、手のひら、右ヒザ、肩の後ろあたりから出血していた。肩の後ろをすりむいているということは、完全にゴロリンと転倒したことを意味する。

 

沿道の人たちからは、「あの人見て、血が出てる」とか「かわいそうにのう・・・」など憐れみの声が漏れ聞こえる。その瞬間、猛烈な「恥ずかしパワー」が炸裂。あとは「この場から逃げ出したい」という一心のみで激走。ペース配分などには構っていられない。

 

終わってみれば1時間36分28秒という、なんと8分近くも自己ベストを縮める驚きのタイムでゴール。「わざわい転じて福となす」とは、まさにこのことだろう。 ゴール後、レース中はまったく感じなかった転倒による痛みが一気に襲ってきた。

 

肩はまだしも、右ヒザの痛みが気になる。かなり強烈に打ちつけたようだ。1週間後には「第3回いで湯の郷桑名リバーサイドマラソン」でふたたびハーフマラソンを走る予定。それまでに治ればいいけど。

 

ちなみに、同じレースを走ったチバちゃんはキロ4分ペースで“流した”らしい。キロ4分といえば私にとってダッシュに等しく、併走など夢のまた夢である。

 

大会講評。 駐車場周辺に誘導員や看板が充実しており迷うことはない。臨時駐車場は3カ所。会場は広大な運動場を使用(雨に弱い)。各種ショップ、サービステントなどが建ち並びお祭り気分。

 

特設更衣室・コインロッカーあり。コースはややアップダウンがあるものの、おおむねフラット。給水所は3箇所(水のみ)。5km・10km・15km・20km・ゴール各地点のタイムの計測あり(GTmails)。後日テレビ放映あり(中京テレビ)。

 

「All Sports」参加。記録証は後日郵送。お楽しみ抽選会なし。 有名なナイキ・ランキャラバン。初めて見た。 ナンバープレートはナイキを表す「719」。ナイクィ?ちょっと苦しいか。

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せっかくなので、帰りに成田山参拝。

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参加賞はTシャツとペットボトルの水。

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