レポ5回目の本日は、レース本番に先駆けて行われた「マラソンEXPO」の様子をお届けします。
いわゆる「マラソンEXPO」は、ランニング関連商品・サービスを扱う企業がプロモーションの場として活用する絶好の舞台。市民ランナーもまた、そんな各社が打ち出してくる最新のアイテムなどを見たり試したりするのが最大の楽しみだったりします。
ただ名古屋(ウィメンズマラソソン)の場合、レースとしては同格あるいは格上なものの、東京・大阪の大都市マラソンに比べてプロモーション的には格下の「地方都市大会」という扱いだったようで、神戸マラソンと同じく「主要スポーツメーカー単独出展型EXPO」となりました。
東京マラソンEXPOを体験してしまった方にとっては、そのギャップに大いに落胆したかもしれません。普通に「物産展」として見れば、かなり楽しいイベントだったと思います。 要はそれぞれの見方によってはっきり評価が分かれるといったところでしょうか。
私は事前にスポーツメーカーが一社しか出展しないことを聞いていましたので、イメージのギャップはなく普通に楽しめました。 金哲彦さん、安田美沙子さん、長谷川理恵さんといった豪華ゲストによるトークショーなど、ステージイベントに関しては充実していました。
いわゆる「マラソンEXPO」のもう一つの役割として、たとえば補給用のパワージェルや摩擦防止クリームなど、レース本番に備えてラングッズを買い揃えることができる「実用性」があげられます。初心者ランナーにとっては「こんな便利なグッズがあるんだ!」と知識をたくわえる“勉強の場”でもあるのではないでしょうか。
いちばん残念だったのはその「実用性」が皆無だったこと。ドームに隣接するイオンショッピングセンター1Fのトランスレーションさんがこうしたランニング関連の実用品をワゴン販売しており、たくさんのランナーで賑わっていたのが印象的です。EXPO会場よりも関連グッズが充実していましたので、「助かった」と思われた方も多いのでは?
どう考えてもランニングと結びつかない企業ブースも。あ、それはそれでまったく構わないんですが、あきらかに“お付き合い出展”と思われる終始無人のブースもあり、そこだけ異空間のように寂しさを漂わせていました。 そんな中、2大スポンサーのメナードとナイキ、そして地元企業を中心にマラソンEXPOを盛りあげようとする姿は好印象でした。
ナイキは「RUN TOGETHER」をテーマに出展。Nike+のプロモーションと物販がメインです。男性用アイテムも販売していたことに後から聞いて知りました。見ておけばよかった!
メナードブースではメイク講座(?)みたいなことをやっていました。
ちなみに、とくにアラフォー以上の女性は自分が使っている化粧品にこだわりが強いようで、参加賞の化粧品(試供品)セットに対して持て余すという声もチラホラ。 春日井製菓、ミツカン、井村屋、Pascoなどの地元有力企業もいくつか出展していました。サンプリングを実施しているブースは長蛇の列。各社、時間を区切って対応していました。
超本格ランナー向けプランでおなじみの「池の平ホテル」は、「SAT食育システム」を使った食事バランスチェックコーナーをメインに、宿泊券が当たるアンケートキャンペーンを実施。もれなくお菓子がもらえるとあって大盛況でした。
「鈴鹿山麓かもしかハーフマラソン」のまち、三重県菰野町観光協会もブース出展。予想以上にチラシやパンフを持っていってくれる人が多いと喜んでおられました。
食べ物屋台も大人気!あんかけスパ、みそカツ、手羽先といった名古屋めしをはじめ、佐世保バーガーや富士宮やきそばなど全国的に有名なB級グルメも。
一般ブースは正直、ランニングと関連性が薄い企業が多くてイマイチ感が否めませんでしたが(スポーツ関連が極端に少ない)、食べ物は充実していて楽しかったです。出展ブースが少ないためスペースが余っていたので、もっと食事スペースを広げてもいいのではと感じました。