愛犬とジョギング・・・町なかでたまに見かける微笑ましい光景です。一方、同じくペットの代表格である猫とジョギングしている人はあまり見たことがありません。それは、本日紹介する少年のように、とんでもんないトラブルに巻き込まれる恐れがあるからかもしれません。
米各社報道をまとめると・・・ある日、コロラド州ボルダーのセス・フランコくん(19)は飼猫ステラちゃんにリードを付け、一緒にジョギングを楽しんでいました。
ところが走っているうちにフランコくんのランナー魂に火がつき、ぐんぐんビルドアップ。最初のうちはステラちゃんも懸命に食らいついていたそうです。 しかし徐々に遅れをとり、フランコくんとの距離はじりじりと広がっていきました。
フランコくんはいい感じのペースを乱されたくなかったため、ジョギングパートナーのステラちゃんを置いておくことを決意。 犬と異なり猫は放っておくとどこかに行ってしまいます。
そこでフランコくんは適当な岩場にステラちゃんをリードでくくりつけておきました。これでフランコくん自身は安心してジョギングに打ち込むことができるというわけです。
岩場にくくり付けられたステラちゃんは為す術なくフランコくんが走り終えるまでひたすら耐えるのみ。このステラちゃんの哀れな姿を見かねた通行人が警察に通報。 いい汗かいてご機嫌な様子で戻ってきたフランコくんを待っていたのは、「動物虐待の疑いで逮捕」というサプライズでした・・・。
と、ここまでは海外の単なるおバカニュース。ところが9NEWS.COMによると、実際はちょっと様相が異なっているようです。フランコくんがステラちゃんとともにインタビューに登場して「僕はステラを愛している(ので虐待するわけがない)」と訴えました。
ラファイエット動物管理局員は虐待の嫌疑がかけられているフランコくんに、猫を傷つける心配なしとしてステラちゃんをすぐに引渡したそうです。 それでも警察はフランコくんを起訴。動物虐待の疑いで5月には裁判所への出頭が命じられているのだとか・・・。
インタビュー映像を見ている限り、ステラちゃんはフランコくんに対して安心しきっている様子。 フランコくんのフェイスブックも拝見しましたが、ステラちゃんのかわいい写真が満載で誰がみてもふだんから虐待しているようには見えません。
フランコくんは有罪になってしまうのでしょうか。ステラちゃんからもよく話を聞き、良識ある判断を下してほしいものです。