◯◯リレーがマラソン大会の新たなトレンドになる!?

最近、マラソン大会が早々に定員に達するなど、明るいニュースが増えてきたような気がします。しかし依然として誘客に苦戦する大会のほうが多いのではないでしょうか。その打開策の一つと目されているのが「ペアリレーマラソン」です。

ペアリレーマラソンとは、2人1組で42.195kmをつないで走る種目のこと。北九州マラソン高知龍馬マラソン京都マラソン横浜マラソンふくい桜マラソンなどが実施しています。

これらに加え、奈良マラソン、びわ湖マラソン、福知山マラソンが次回大会からの新設を発表しました。まさにトレンドといっても過言ではない、ペアリレーマラソン大ブレークの様相。

距離はちょうど半分ぐらいの大会が多いものの、京都(ペア駅伝)のように前半27.6km・後半14.6kmと変則的な大会も。

ペアリレーマラソンのメリットは、何より2人でたすきをつなぐ楽しさ。「フルマラソンはちょっと…」と二の足を踏んでいる方も、ペアリレーならハードルが下がります。

さらに、フルマラソンとなると体力温存のためレース前の観光をセーブしたり、フィニッシュ後は疲労困憊で観光どころではなくなったりなど、何かと大変です。その点リレーならフルマラソンを(2人で)走った達成感を味わいつつ、体力温存や疲労に対する心配も少なくてすみます。

夫婦や友人同士で、観光がてら参加するには最適なペアリレーマラソン。採用に動く大会が増えているのもうなずけます。

だがしかし!そんな流れの中、今年3月に初開催を果たした「ふくい桜マラソン」が、次回2025年大会ではペアリレーマラソンを実施しないことを発表。理由は「審判員の負担が大きかった」(県民福井)からとのこと。そのかわりフルマラソンの定員を増やすとしています。

おそらく、面倒なペアリレーを設けなくてもじゅうぶん選手集まるよね、という判断なのかもしれません。

新設する大会があれば取りやめる大会もあり・・・今後ペアリレーマラソンは定着するのか廃れていくのかわかりませんが、いずれにしてもマラソン大会の誘客策としてはいい企画だと思います。