「そうじゃ吉備路マラソン2024」実走レポ後篇【レース篇】

実走レポ前篇【大会の魅力】より続く。
大会当日は早朝から雨。しかし徐々に雨脚が弱くなり、スタート時にはすっかり上がり絶好のレース日和に。気温は10℃を切っていたと思いますが、極寒というほどでもなくコンディションとしては最高でした。

スタート地点はメイン会場から少し離れた商工会館近くの路上。出場した10kmの部は7種目のうち一番最初の10:00スタート。参加ランナーは2251人でした。

スタートブロックは「A」。事前に入力した目標タイムごとに振り分けされますが、まさかAブロックになるとは思いませんでした。

スタート後、やはり周りのペースが早く、ついついつられてオーバーペースに。抑えようと思いつつ、自然と流れに乗ってしまいます。序盤は市街地を走行。沿道の応援も多く、励みになりました。

「これでは確実に後半バテる」と思いつつも、気がつくと5km地点を過ぎていました。なんとかペースを維持できています。

周囲はさきほどの市街地とは一変。のどかで美しい田園風景が広がります。その中にぽつんと立つ備中国分寺の五重塔。下の写真中央やや右にあるのが見えるでしょうか。

ハーフやフルはもっと美しい景観を見られたかもしれませんが、10kmコースのハイライトともいえる風景はしばし疲れを忘れさせてくれました。

田園地帯を折り返し、後半戦へ。10kmと短い種目にもかかわらず1カ所だけ給食を取れるエイドがありました。しかしせっかく流れに乗っているためスポドリだけいただき給食はスルー。

やがて市街地に戻りあと2km。依然としてスタート時のペースを維持できていたため、最後の1kmは少しペースを上げてそのまま気持ちよくゴール。

全盛期に比べて15分以上遅いタイムでしたが、最近の自分にしてはかなりがんばりました。順位も全体の3分の1には入ったので、Aブロックの体面をギリギリ保てたかな・・・。

汗冷えするためすぐに着替え、グルメブースなどが並ぶ「そうじゃてのひらマルシェ」へ。

こちらではなんと、ぜんざい・甘酒・コーヒー・麺料理が無料で振る舞われていました。ぜんざいは長蛇の列のためあきらめ、甘酒とコーヒーをいただきました。写真に撮るのを忘れるほどおいしかった。

印象に残ったのは、ぬかるんだ地面にボランティアの方々が一所懸命ブルーシートを敷いていたこと。まだ作業の途中でしたが、ハーフやフルの選手が帰ってくる頃には快適な足元になっているはずです。

帰りは無料シャトルバスで駅までらくらく。いたれりつくせりの「そうじゃ吉備路マラソン」、リピートしたくなる大会でした。