今度は長崎!香川に続き長崎で新規フルマラソン計画。

先日、香川県のフルマラソン計画を取り上げましたが、今度は長崎県(諫早市)が名乗りをあげました。

いまだ尾を引く市民ランナーのエントリー控え。全国のマラソン大会が誘客に苦戦し中止や規模縮小を余儀なくされる中、あえて新規大会の開催をめざす自治体が続いています。

長崎新聞の報道によると、諫早市の大久保市長が「2027年1月ごろのフルマラソン大会開催を目指して取り組みを進める」との考えを表明したとのこと。

長崎といえば、思い出すのは「長崎平和マラソン」です。2021年に「一旦休止」を宣言して「5年延期」を表明。被爆80周年となる2025年度の復活開催をめざしています。

長崎県のフルマラソンは現在、「五島つばきマラソン」1大会のみ(自治体主催大会)。「長崎平和マラソン」が来年復活し、その2年後に「諫早マラソン(仮)」が誕生すれば、フルマラソンが3大会揃い一躍“マラソン王国”に。

その「諫早マラソン(仮)」は、定員1万人を想定し日本陸戦公認コースとなるべく取り組みを進めているそう。

コースは「トランスコスモススタジアム長崎を発着点に、諫早市高来町と雲仙市吾妻町を結ぶ堤防道路などを走る42.195キロを想定」(長崎新聞)しています。

コース候補の諫早湾干拓堤防道路

土地勘の無い方に説明しておくと、長崎〜諫早間は在来線で24分ほど。新幹線を利用すればわずか8分。諫早市のみならず、長崎市内観光もじゅうぶん楽しめるロケーションです。

諫早公園内にかかる眼鏡橋

さて、香川県の大会計画発表の際もそうでしたが、歓迎の声があがる一方、冷ややかな反応も少なくないのも事実。その声の大半は「参加者を集められるのか?」という疑念です。

しかし香川県も諫早市もまだ計画段階。何も始まっていない段階で外野がとやかく意見をつけるのではなく、まずは素直に応援したいと思います。

マラソン大会が苦戦しているとはいえ、「金沢マラソン」や「ふくい桜マラソン」のように定員を満たす大会もたくさんあるわけで、そこは運営側の努力と開催地の盛り上がり次第といえるのではないでしょうか。

貴重な新規大会計画、あたたかく見守っていきたいですね。