2011「いちのみやタワーパークマラソン」。

ichi_hyoushi.jpg

〜市制90周年記念事業〜第29回 いちのみやタワーパークマラソンを実走取材してきました。

この大会は春日井マラソンの翌日に行われるため、体力的な面を考慮して例年「5kmの部」に出場しています。しかし短い距離だけにペースも速く、最初から最後まで心拍数MAX。けっしてラクではありません。ただ、後先考えず突っ込む快感は5kmレースならではの醍醐味といえるでしょう。 

 

いちのみやタワーパークマラソンは名古屋RJでも何度か取り上げているとおり、ランナー思いのさまざまな工夫・サービスが充実した優良大会です。まだ9回目と比較的若い大会ながら8千人もの参加者を集め、ナゴヤエリアの代表的な迎春レースとして定着してきました。

11ichi01.jpg

 

当日はスカッと晴れ渡ったものの、陽が当たらない競技場内は極寒で耳がちぎれるかと思いました。 5kmの部には県内外の中学・高校陸上部員が大挙して参戦します。スタート地点に並ぶと、前後左右ランシャツランパンの陸上部員だらけ。

 

現役陸上部員とガチ勝負。じつはこれが最大の楽しみだったりします。 短い距離のレースのスタート前は、ほのぼのとした空気が流れるフルマラソンとは異なり殺気立った雰囲気に包まれます。そんな緊張状態のスターティングエリアを和ませてくれたのが、スペシャルゲスト高橋Qちゃんでした。

11ichi02.jpg

 

Qちゃんのエールから1分後、初春の澄みきった青空に号砲が響きわたりました。今回は「キロ何分で刻もう」とか一切考えず、高校男子陸上部員にどこまで食らいついていけるか試してみる作戦。もはやペースもへったくれもなく、1km地点まで3分20秒で駆け抜けました。これは私にとってダッシュに等しい速さです。 高校男子部員について行けたのはここまで。

 

ちなみにその子は、並走している選手とおしゃべりしながら走っていました・・・。きっとジョグ感覚なのかもしれません。 次は少しレベルを下げて高校女子部員をロックオン。ペースはキロ4分5秒ぐらいだったでしょうか。2km地点手前でついに離されました。すかさずターゲットを男子中学生にかえ、3km地点まで引っ張ってもらいました。 4km地点ぐらいからペースが4分15〜20秒に落ち込んだため、最終手段の中学生女子にチェンジ。

 

さすが陸上部員だけあり、ラスト500mぐらいからペースを上げて目の前から遠ざかっていきました。 いつものように右肩下がりな展開でしたが、終わってみれば5kmの自己ベスト更新。夢の20分切りはならなかったものの、たいへん満足のいく結果となりました。陸上部員たちのおかげです。

11ichi04.jpg

11ichi03.jpg

 

その後、着替えを済ませてて10kmレースに参加している人たちを応援&撮影。フィニッシュ地点付近では高橋Qちゃんが、いつものようにコース上を行ったり来たりして参加者に大サービスしていました。そこにいるだけで大会そのものをパッと華やかにするQちゃんは、あらためてスゴい人だと実感した次第です。

11ichi05.jpg

11ichi06.jpg

11ichi07.jpg

11ichi08.jpg

選手の皆さん、ボランティアの皆さん、お疲れさまでした。