2007「第11回鈴鹿シティマラソン」。

 

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セナが、シューマッハが、鈴木亜久里が数々のドラマを生んだ「鈴鹿サーキット」国際レーシングコース(三重県鈴鹿市)。そのすべてを走ることができる(ただし自分の脚で)「第11回 鈴鹿シティマラソン」に参戦してきました。

2度目の体験取材となる鈴鹿シティマラソン

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出場したのは今年もハーフの部。前回はレーシングコース上から、カーレースと同じくシグナルでスタートしたのに、今回は関係者用(?)出入り口からちょっと地味めなスタート(下の写真はスタート最前線付近)。

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号砲のあと、すぐ直角に左へ曲がって一般道へ。いつもはあっという間にトップランナー集団が見えなくなるところだが、今回は数十秒にわたってトップランナーと先導のパトカーが目視できた。ペースもかなり遅いみたい。どうしてだろうと思ったら、スタート直後にけっこうきつい上り坂があったためと判明。

 

コースはゆるい上り下りの繰り返し。距離表示が5キロごとしかなかったのでなかなかペースがつかめない。気温は7℃だったけど、それほど寒さは感じなかった。鼻とのどが乾燥して苦しくなってきたとき、まるで体を潤してくれるように小雨が降ってきた。

 

やがて残り6キロ地点ぐらいで鈴鹿サーキットに戻り、国際レーシングコースに突入。「鈴鹿シティマラソン」はここからが本当の勝負となる。というのもレーシングコースはアップダウンが激しく、しかも吹きっさらしの冷たい風が容赦なく吹きつけて体力を奪うからだ。案の定ペースはガクンと落ち、同じコースを走っていたジョギングの部のちびっ子たちに次々と抜かれる始末。

 

それでもなんとかふんばり、最終コーナーを抜けてメインストレートへ。そしてヘロヘロになりながらフィニッシュ。

 

写真は最終コーナーからメインストレートに至る付近。フィニッシュはこの先(ランナーの進行方向)すぐ。写真で見てもわかるように、コースはかなり横幅が広い。

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後半、かなりペースを落としたため失敗レースかと思われたが、なんと自己ベストを4分も更新していた。しかしこれはレース内容からいってどうも早すぎる。おそらく距離が短かったのではないだろうか。タイムから推測して、1キロぐらい短かったかも。どなたか同じように感じた方、いらっしゃいませんか。

 

<大会講評>

F1復活が決定した鈴鹿サーキット国際レーシングコース(全長5.8km)のほぼすべてを、自分の脚で走れるのが最大の魅力。サーキットの外は少し起伏のある鈴鹿市郊外の緑豊かなコース(ハーフの部)。ハーフの部の他に、「5.7km競技用車いす」、「5.7km」、「2.1km」の部がある。5.7kmとは中途半端だが、これはいうまでもなくレーシングコースほぼ1周の距離。

 

距離表示は5kmごと(ハーフの部)。給水あり(水のみ)。鈴鹿サーキット内には遊園地や温泉施設もあるので、レース後の家族サービスはバッチリ。遠方の方の遠征兼家族旅行には最適だ。参加賞はTシャツ、完走賞はハンドタオル。スポーツドリンクとホットドリンクのサービスあり。記録証は即発行。Wiiなどが当たる抽選会あり。駐車場は激しく混雑するので早めに出かけた方がいい。医科学相談コーナーのブースが充実。All Sports参加。計測はRCチップ。昨年はビーチバレーの浅尾美和が来場して花を添えたが、今年はゲストなし。

 

 

フィニッシュ直前の激走!みなさんいい顔してます。

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これにて2007年のマラソン大会体験取材の全日程が終了。1月は6日の「一宮タワーパークマラソン(10km)」を皮切りに、「新春春日井マラソン(10km)」、「小牧シティマラソン(10km)」と続きます。2008年もできる限り写真を多くまじえて大会レビューを掲載していきます。市民ランナーの方、これからランニングを始めようと思っている方、ぜひ見てね!