今シーズンはコロナ…ではなくインフルエンザでマラソン大会中止の危機!?

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この秋からのマラソンシーズン、久しぶりに大会に出場するという方は多いのではないでしょうか。しかし「大会中止」のリスクは依然としてくすぶっています。しかもコロナではなく、インフルエンザが原因で中止になる可能性が出てきました。

WHOの「終わりが視野に入ってきた」という発言が示すとおり、新型コロナに関して今のところ世の中はすっかり収束ムード。

一方で「コロナ第8波は不可避」との専門家の見方はあるものの、オミクロン株にかわる厄介な新顔が出てこない限り、今秋から来春にかけてのマラソン大会は予定通り開催できそうな雰囲気です。

しかしここで新たな脅威が!それはインフルエンザ。日本感染症学会によると、昨年の記録的な少なさの反動で社会全体の集団免疫が形成されておらず、「2022-2023年シーズンは、インフルエンザの流行の可能性が大きい」とのこと。

さらには「今後、海外からの入国が緩和され人的交流が増加すれば、国内へウイルスも持ち込まれると考えられ、わが国においても、今秋から冬には、同様の流行が起こる可能性」があり、「一旦感染がおこると、特に小児を中心に社会全体として大きな流行」になると警鐘を鳴らしています。

せっかくコロナが落ち着いても、インフルエンザによりマラソン大会が中止に追い込まれては元も子もありません。

「インフルエンザで中止にならないでしょ」という方がいるかもしれませんが、過去にインフルの流行により中止になった大会はいくつか存在します。 たとえば2009年の大流行の際は、「小豆島オリーブマラソン」(香川)、「麒麟獅子ラソン」(兵庫)、「越前大野名水マラソン」(福井)、「おばすてマラソン大会」」(長野)が相次いで中止を決定しました。

新型コロナが落ち着いてマラソン大会が復活すると思ったらインフルで中止なんて・・・泣くに泣けませんね。 これまで同様、当面の間は手洗い・マスクなど感染症対策を続け、コロナにもインフルにも罹らないよう注意したいものです。

2022-2023年シーズンのインフルエンザ対策について(日本感染症学会)