過去最高の新型コロナウイルス感染者を記録する自治体が相次いでいますが、ここは過度に反応することなく冷静に考えたいと思います。ところで、すっかり話題に上らなくなったインフルエンザは、いまどうなってるのでしょうか。
2009年の大流行時には全国各地のマラソン大会を中止に追い込んだこともあるインフルエンザ。 当時、インフルで大会中止なんて前代未聞だったため、ランナー界わいは大騒ぎでした。
しかし今となってはかわいいものに感じられます。 新型コロナが登場するまでは、冬の(感染症の)主役といえば間違いなくインフルエンザでした。 下の写真は新型コロナ襲来前、2019年1月の愛知県内のインフル流行状況。ご覧のとおり真っ赤っ赤。
次の写真は現在(2022年1月13日現在)の日本全国のインフルエンザ流行状況・・・真っ白!
国立感染症研究所は現在の状況を「2021年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約0万人であった。」としています。・・・約0万人て。 こうしてみると、インフルエンザはけっこう“弱いやつ”だったのかなと思ってしまいます。このまま絶滅することはないと思いますが、手洗い・マスクを徹底していれば防げる病気であることがわかります。
恐れていた新型コロナとインフルエンザのダブル流行は2年連続で抑えられていますが、いつまで続くか誰もわかりません。 抑圧されていたインフルの怒りに火がつき、新型インフルエンザとなって襲来しないとも限りません。 まだしばらくは、参加するランナーもマラソン大会主催者も、中止リスクに脅かされる日々が続きそうです。