30回記念大会ということで、例年にもまして熱気に満ちあふれていたスタート会場。まるで初夏を思わせる太陽もまた、いびがわに集った人々の高揚感を象徴するように温かな光を注いでいました。
ステージには、第一回大会から“いびがわの顔”として、事実上の“総合司会”と化してる高石ともやさんの姿が。大会中は常に高石さんの歌とMCが会場中に響いてるのも、いびがわではもはや当たり前の光景です。
選手総出の準備運動やゲスト紹介がひととおり終わり、いよいよフルマラソンの号砲を迎えました。このとき、トイレに並んでいたため肝心のスタート風景を撮影することができず!
気を取り直して、30分後にスタートするハーフの部の列に並びました。
定刻通り10:30、スペシャルサポーターの西田ひかるさんとゲストの中村優さんに見送られ、ハーフマラソンがスタート。
スタート後、すぐにフィニッシュ会場を通過します。ここで待ち構えているのが地元のちびっ子たちの大応援団。早くも涙腺崩壊ランナーが多発するポイントでもあります。
当日は雲一つない晴天。遠くの山々や遥か先をいくランナーの姿もはっきと目に入り、とても気持ちよく走ることができました。
マラソンを走るには気温が高く日差しが強かったものの、いびがわマラソンの場合は山間部に入ると途端に気温が下がるため、全体的には悪くないコンディションだったのではないでしょうか。
コースは「半分上って半分下る」パターン。このため前半は「折り返せばラクになる」と自分に言い聞かせつつ、ボランティアや沿道の応援に力をもらいながら我慢の走りに徹しました。
やがて折り返し地点を過ぎて小さなアップダウンをクリアした後、重力に任せて一気に駆け下りました。ただ、ペースを上げすぎたためか横腹痛に見舞われ、ゴールまで収まることはありませんでした。 終盤の「おっかさんステーション」で味噌汁をいただき、最後の堤防道路へ。「スイーツエイド」も気になりましたが、そのまま通過。
やがてゴール手前の前島橋が近づくにつれ、少しだけペースアップ。自分なりにラストスパートをかけてフィニッシュしました。
そして待望の完走メダルをゲット。これほしさにエントリ合戦からがんばってきた甲斐がありました。
ハーフを走っておいてなんですが、いびがわはやっぱりフルマラソンをおすすめします。揖斐峡の景色、沿道の応援など、真に楽しめるのはフルマラソンだと思います。