愛知県常滑市といえば、日本六古窯の中でも最大規模を誇る「常滑焼」が有名。こうした登り窯や黒板塀に代表される「やきもののまち」の風景をめぐる散策ランも魅力ですが、今回は中部国際空港(セントレア)をのぞむ臨空エリアから新舞子までのシーサイドを走ってきました。
セントレアの対岸に広がる広大なりんくうタウン。空港オープン以来、愛知県企業庁が中心となって進出企業を募りましたがなかなかうまくいかず、長らく空き地状態が続いていました。
それでも少しずつ商業施設などがオープンし、2014年にはりんくうタウンの核となりそうな「イオンモール常滑(仮称)」の開業も決定するなど、にわかに慌ただしくなってきました。 まだまだ空き地だらけの一帯ですが、そのぶん人も少ないのでランニングに集中するには良い環境かもしれません。
今年に入って「コストコ」と「めんたいパーク」がオープン。
とくにめんたいパークは無料でお茶やコーヒーがいただけますので、ランニングの休憩地点としても最適。
めんたいパークを後にして「セントレアライン」をくぐり、海沿いの遊歩道へ。
空港の管制塔や飛行機をのぞみながら、爽快なシーサイドランが楽しめます。ただ、風が強い日は巻き上げられた砂が顔面を直撃して痛いのでご注意を。
じつはこの日もかなりの強風だったため、県道252号へエスケイプ。この道は古くから人々が往来した街道で、由緒ありげな建物や神社仏閣が点在しており独特の風情を醸し出しています。
沿道にある「大草公園」は、かつて織田有楽も城主を務めた大草城が存在していた場所。現在も水をたたえた堀がそのままの姿で残っており、公園内には本丸を模した展望台や散策路が設けられています。 ※散策路は人が少なくかなり鬱蒼としているので、女性単独でのランはおススメしません。
しばし歴史情緒に触れたらふたたび県道へ。ほどなくして新舞子の風車が見えてきました。
今回はりんくう常滑駅から新舞子駅までわずか10km弱のプチ旅ランでしたが、いつか知多半島縦断走でもできたらいいなと思っています。