30℃超えの暑さに見舞われた北海道マラソンが次回大会告知、8月最終日曜開催に変更なし。

これから本格的な冬を迎えようとしている中、早くも夏マラソンの代表格「北海道マラソン」が次回大会の告知を行いました。

今年の大会は一時30℃超えの暑さに見舞われたため、次回大会は暑熱回避のため日程変更が取り沙汰されていましたがどうなったのでしょうか。

結論としては、日程は従来通り8月の最終日曜日(8/25)に決定。8:30スタート、定員20,000人、制限時間6時間、コースも今年と同じです。

日程について事務局は、「2023大会は酷暑に見舞われました。これを受け、開催時期の変更も検討しましたが調整がつかず(中略)例年通りの8月最終日曜日に開催することといたしました。」としています。

2023年大会の平均気温は29.2℃で、一時的に30℃を超えました。前回が24.5℃、前々回(2019)は18.5℃、その前は22.0℃と、ここ数年のデータで見れば確かに暑さが突出しています。

しかし、最近は“涼しかった”だけで、過去35大会のうち30℃を超えたのは5回、27℃以上は15回もあります。

2023年大会の気温を「過去最高レベル」などと報道するメディアもありました。確かに過去5番目の気温だったのは間違いではないものの、今年だけが特別暑かったわけではありません(過去最高は1994年の31℃)。

私自身、北海道マラソンは過去2回出場していますが、1回目の2010年大会は約27℃。苦戦を強いられたものの、最初から暑さは織り込み済みだったのでそれなりに楽しめました。

2回目の2013年大会は26.5℃で終始太陽が隠れ、時折小雨がぱらついたこともあり、比較的走りやすかったのをおぼえています。

とにかく北海道マラソンは基本暑いのが当たり前で、「涼しければラッキー」「小雨が降れば超ラッキー」ぐらいに考えるのが参加者の心得かもしれません(そこは暑さ・寒さが分かれる長野マラソンに似ている?)。

「暑さ対策の工夫」もまた、北海道マラソンの醍醐味の一つといえるでしょう。ただし、暑さに弱いと自認している人や初フルの人は出場を控えたほうが無難かも。

体力温存のため座って待機する選手たち。道マラならではの光景

もちろん昨今の気象変動で気温が33℃、35℃となってくれば話は別ですが・・・。大会事務局の「ランナーのみなさんの安全確保を最優先に暑熱対策を一層拡充した上で」開催するという言葉を信じ、思い切り夏マラソンを楽しんでみてはいかがでしょうか。

エントリーは3月下旬〜4月上旬に開始予定(先着順)、詳細は2月中旬には発表されます。