2009「名古屋シティマラソン」を体験取材してきました。ナゴヤエリア最大のランニングの祭典ということもあり、当日は全国から多くの参加者が集まりました。
今回から15,000人の定員が設けられた名古屋シティ。昨年よりも出場者数が少ないにも関わらず会場は大混雑。数少ないトイレには男も女も長蛇の列ができていました。
例年この時期はかなり冷え込むんですが、当日はランシャツ姿でもぜんぜん寒くありませんでした。むしろ日が差している場所は初夏を思わせるほど。おそらくレース中は15℃を超えていたのではないでしょうか。
念のためアームカバーとロングタイツを用意していましたが、まったく必要ありませんでした。 私たち一般ハーフの部に先行して、エリートランナーおよび陸連登録者対象の「名古屋ハーフマラソン」がスタートします。
この名古屋ハーフで優勝したのは、男子が日清食品のガトゥニ・ゲディオン選手、女子が小出門下生のジュリア・モンビ選手です。とくにゲディオン選手は59分50秒と脅威の60分切りを達成しました。
さて、私たち一般ハーフの部は、この名古屋ハーフに出場するトップ選手たちを見送ってからスタートとなります。目の前のトラックを通過していくエリートランナーの速さを至近距離で見せつけられると、いやがうえにもテンションが上がってきます。
今回のスタートブロックは「C」。毎年のことながら、この指定スタートブロックを守らない輩が多すぎて恥ずかしくなってきます。このように身勝手な選手が多いのも序盤の渋滞を引き起こす一因なのではないでしょうか。
今大会の作戦は「お祭り気分で突っ込む」こと。後半バテてもいいからヤケクソでガンガン攻めてみようと考えました。フルマラソンでそんな走り方をしたら後半に地獄を見るのでぜったいやりませんが、ハーフなら地獄の入口ぐらいでレースが終わるので気はラクです。
しかし実際は、季節外れの暑さもあり思うようにペースを上げられませんでした。とにかく日射しがジリジリと暑く、給水ポイントごとに頭から水をかぶりました。
いつものように残り5km地点から10kmの部の大集団と重なりましたが、一人ひとり抜いていく快感を楽しみながらリズムを刻んでいくことでペースアップに成功。「後半ペースを上げていく」気持ちのいい走りでフィニッシュを迎えることができました。
しかし、タイム的には名古屋シティのワースト。走っている最中は絶好調に感じたにもかかわらず、タイムが伴わないある意味フシギな結果となりました。
さて、毎年思うことですが、ナゴヤエリアの看板大会たる「名古屋シティマラソン」には、全国から参加者を迎えるにあたり改善してほしいことがたくさんあります。これについては後日アップします。