TATTA、MOUSOU、STRAVA、RUNKEEPER、RUNTASTIC・・・オンラインマラソンの広がりで再注目されているランニングアプリ。ランナーにはすっかりおなじみとなりましたが、その元祖はいったいどのアプリで、いつごろ登場したのでしょうか。
元祖ランニングギアとして思い浮かぶのはNike+(ナイキプラス)。その日本上陸は2006年10月のこと。当時は知る人ぞ知る存在で、ランニングのイメージを覆すクールな世界観にハマったものです。
しかし、当時のNike+関連サービスにGPS機能やアプリは存在していませんでしたので、ランニングのイメージを変えた功績はあるものの「ランニングアプリの元祖」とはいえません。
「au Smart Sports Run&Walkが最初では?」と思われる方も多いでしょう。たしかにRun&Walkのサービス開始は2008年初旬。もうかれこれ12年も前に、現在のようなGPSランニングアプリを提供していたことになります。
しかしRun&Walk登場の数ヶ月前(2007年夏)、docomoのiモードサービスの一つとしてすでに「JogNoteモバイル」がリリース済みでした。今はなきJogNoteですが、アプリを出していたことはあまり知られていません。
そしてさらに・・・じつはこのJogNoteモバイルよりも古いGPSランニングアプリが存在します。 その名は「adidas GPS RUN」。サービス開始は今から13年前の2007年4月。
adidasの期間限定プロモーションとして登場し、対象機種はauケータイのみ。当時は、走った軌跡が地図上に表示されるという仕掛けがめずらしくてすっかり夢中になりました。この「adidas GPS RUN」は「au Run&Walk」の原型でもあります。
以上のように、13年という歳月を経てランニングアプリは大きな進化を遂げました。大阪マラソンのMOUSOUのように、AIを駆使してよりリアリティとエンターテインメント性を追求したアプリも登場しています。 5G時代を迎えるにあたり、ランニングアプリを取り巻く環境は今後も飛躍的に進化してくことでしょう。