ランニング継続の最終手段は“着替えない”こと。

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昨日から一気に冷え込み、いよいよ冬本番。寒くなると帰宅してから走りに出かけることがまるで苦行のように思えてきます。ポカポカな部屋、温かなお風呂・・・これらの誘惑を絶ち切って再び極寒の屋外に身をさらす行為には、強い意志と高いモチベーションが必要とされるのではないでしょうか。

そんな「夜しかランニングの時間が取れない。でも寒くて気持ちが萎える」というランナーに、ランニングへの一歩が踏み出せるとっておきの方法をお伝えします。 その方法とはズバリ「着替えない」こと。

帰宅後、走りに出かけるのが面倒な理由のうち、もっとも多いのがこの「着替え」です。 ランシャツに着替え、靴下をラン用に履き替え、ランニングタイツを履き、短パンを身につけ、ウェストポーチを装着し、誰に見られるわけでもないのに鏡の前でファッションチェック・・・。

考えただけでも面倒です。おまけに屋外が極寒ともなれば、ついつい「ああ、面倒くさい。ヤメヤメ」となるのはあなただけではありません。 そこで、「着替えない」。帰宅したらカバンを玄関に置いてサッと走りに行きます。上半身はたとえばワイシャツなど仕事で着ていた服そのままでOK。

あとは上にウインドブレーカーを羽織るだけ。どこかに立ち寄らなければ基本的に動き続けるので、汗冷えの心配もありません。下はさすがにスラックスがしわくちゃになるのでささっとジャージに着替えましょう。

まちがってもタイツは履かないこと。面倒くささの元凶です。 靴下はもちろんそのまま。10km程度ならラン用だろうとビジネスソックスだろうとたいして変わりません。足元だけはランシューに履き替えましょう。

帰宅後サッと走りに出かけるため、玄関にウインドブレーカーの上下を用意しておくことをおすすめします。もしも家に家族が在宅の場合はカギもお金も持ちません空身でサッとが基本です。

なお、誘惑の多いリビングにはぜったい立ち入らないように。準備はすべて玄関で済ませましょう。できれば「帰宅→準備→再び外へ」の一連の動作を3分以内で済ませられるのが理想。なぜなら、あまり時間をかけすぎると夕飯のいいにおいや部屋の温かさなどの誘惑に負けてしまうからです。

もっとも、「そこまでしなくても走れるよ」という健全なランナーは、普通に着替えてランニングを楽しんでください。