au by KDDIがランニング市場に参入。

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KDDIが、ついにランニング(スポーツ)市場に参入する模様。28日付同社ニュースリリースの見出しには、『携帯とPCを使ったスポーツサポートサービスau Smart Sports」の提供開始について』とある。果たしてどのようなサービスなのか。

報道資料いわく、『日常のスポーツシーンを携帯電話でサポートするアプリ、トレーニング履歴の管理やスポーツ情報の閲覧ができるEZwebサイト・PCサイト、スポーツ関連グッズなどを提供し、スポーツを通じたお客様の自分磨きを支援する総合サービス』なんだそうだ。

その第1弾となるのが「au Smart Sports Run&Walk」。内容は、『ランニングやウォーキング時のコースや消費カロリーなどが確認できるau携帯電話の「Run&Walkアプリ」と、携帯電話とPCを連動し、ワークアウトをさらに充実させる「Run&Walkサイト」を提供』するとのこと。

つまり「ナイキプラス」に「adidas GPS RUN」または「ジョグノートモバイル」がくっついたようなものなのか。機能としては、プロのトレーナーが走り方やペースをアドバイスする「パーソナルトレーナーモード」、設定ペースと実際のペース差をガイド音で教えてくれる「ペースメーカーモード」他が用意されているらしい。

音楽プレイヤーを再生することができ、楽曲を聴きながらランニングやウォーキングを楽しんでいただくことも可能』(LISMO利用)なんだとか。 対応機種が限られており、すでに「Run&Walkアプリ」がプリセットされているのはW61SA、W61T、W61SW61CA、W62SAの5機種。

アプリをダウンロードできる機種はW61H、W61P、W61K、W53CAW53HW53KINFOBAR 2、W52CA、W52H、W52P、W51CA、W51H。 サービス利用料はライト会員が無料、ベーシック会員は105円/月。ただし、通信料が必要なのはいうまでもない。以前も触れたが、パケット定額プランに未加入のまま利用するととんでもないことになる。

たとえ定額プランに入っている人でも、ふだんから定額の上限まで使用しているパケット通信ヘビーユーザーなら気にならないだろうが、それ以外の人はそこそこの負担増という印象を受けるかもしれない。

念のためいっておくと、「adidas GPS RUN」はすでにサービスを終了している。だから携帯電話を利用したこの手のサービスでは、JogNoteの「ジョグノートモバイル」と市場を分け合うことになるだろう。

ちなみにナイキプラス(Nike+)は携帯電話を使うわけではないので、通信料や利用料は不要だ(PCとネット環境は必須)。最初に専用のNike+スポーツキット(3,000円)とiPod nanoを購入する必要があるが、それ以降のランニングコストは一切かからない。

au Smart Sports Run&Walk」の「ペースメーカーモード」はうらやましいけど、やっぱり使い慣れたナイキプラスがいちばんかな。

※「ランニングマガジン・クリール」(ベースボール・マガジン社)編集長のブログに記者発表会の様子が書かれています。気になる方はご覧ください。 ●『』内太字、画像はKDDIニュースリリースより。