東京マラソン応援自粛要請も局所的な密集は避けられず→名古屋WMの課題に。

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昨日開催されたMGCファイナルチャレンジ第2戦(東京マラソン2020)。一旦引き離されてまた盛り返すという、エリートのマラソンではあまり見ないエキサイティングな展開で楽しませてくれました。

ご存知のように今回の東京マラソンは、日本陸連が沿道での応援自粛を要請するなど異例づくめの中で開催されました。 フタを開けてみれば約7万人もの観衆が沿道につめかける事態となり、ネット上では観戦者を非難する声もちらほら。

ただ、9月に行われたMGC本戦の観衆は52万5千人東京マラソンは例年100万人の観衆を集めるので、陸連からの応援自粛要請はある程度効果があったといえるのではないでしょうか。

しかし淺草寺前、品川の折返し、銀座、フィニッシュ地点手前など一部の人気観戦ポイントでは幾重にも人垣ができてしまい、まさに“濃厚接触”状態に。全体の数は激減しているにもかかわらず群衆がバッチリTVに映るものだから、マラソンアンチに「それ見たことか」と批判の口実を与えてしまいました。

そんな中、来週8日には女子のMGCファイナルチャレンジ最終戦名古屋ウィメンズマラソン)が行われます。東京マラソンでの沿道の状況を受け、さらなる追加措置が実施される可能性はあるのでしょうか。

たとえば例年大混雑する桜通大津交差点など人が集まりやすいポイントは、警察車両やバスを連ねて沿道からの視界を塞ぐなど、観衆を密集させない(分散させる)対策が必要な気がします。

人類の大半はマラソンなどに興味はありません。「みんな我慢しているのにマラソンはいいのか!」と、マラソンのイメージを低下させる事態とならないようできる限りの対策はとってほしいものです。

ラソン大会にマイナスイメージを抱く人が地域に増えれば、今後は大会の開催自体がより困難になってしまいます。