マラソン大会中止の波は来年の大会にも!開催可否決断の時が迫り関係者の胃痛もピークに?

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2月に新型コロナの感染が拡がり始めたころ、来年のマラソン大会開催まで危うくなるとは誰が想像できたでしょうか。事実上の“第2波”が拡大しているいま、「開催か否か」を迫られるマラソン大会関係者のジリジリとした焦燥感が伝わってくるようです。

今年2月下旬、東京マラソンと名古屋ウイメンズが中止(エリートのみ実施)を発表。この時点では、まさか秋の大会まで中止に追い込まれるとは想像すらしませんでした。そして緊急事態宣言下の5月頃、大会中止の波は来年初頭の大会まで及ぶのではないかという雰囲気が漂い始め、今まさに現実のものとなっています。

来年初めどころか春先の大会も無理ではないかという諦めムードが出始める中、春マラソンの代名詞ともいえる「長野マラソン」が来年4月18日の開催に向けて準備していることを発表しました。

定員は例年と同じ1万人。制限時間も変わらず5時間です。中止となった2020年大会のエントリー者は割引料金かつ優先エントリーができることも発表されました。

もちろん現時点で「開催」を表明している他大会と同じく、新型コロナの感染状況をふまえ、秋に開催可否判断を行うとしてます。

4月に開催される長野マラソンはシーズンの最後を飾る大会として、マラソンシーズンの区切り・集大成にしているランナーは少なくありません。

大会当日まであと9ヵ月。開催可否判断のデッドラインとなる秋まで2〜3ヵ月。その前に発表される2月・3月開催大会の決定にも左右されそうですが、マラソンシーズン“最後の砦”、長野マラソンの動向に目が離せません。