歩いたら失格!?超硬派なマラソン大会。

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ラソン大会は当然ながら「走る」のが原則。しかし、多くの大会でスタート早々ダラダラと歩き始める人がいて大会関係者を困惑させています。 

もちろん号砲直後の渋滞時は歩かざるを得ません。中には前の選手を押しのけて強引に走る人がいますが、非常に危険です。

ここでいう「スタート早々に歩く」とは、ある程度渋滞が緩和されて周りが走っているにも関わらず歩き続ける行為

毎年ナゴヤウイメンズマラソンの1km地点で応援していますが、最後尾に近づくにつれ選手が3〜4人横に広がり、ペチャクチャとおしゃべりしながら堂々と歩いているのを目撃します。

もちろん市民マラソンにおいて「歩く」ことは広く認めれている“戦術”であり、脚の痛みから思わず歩いてしまうこともあるでしょう。 ただ、スタートからわずか1kmにも満たないにもかかわらず、高笑いしながらダラダラ歩くのはいかがなものかと思います。「お前らはいったい何しにきたんだ」と。

さて、こうした「故障でもないのにスタート早々歩くマナー違反行為」について、とある大会が「失格」の対象にするという規定を設けています。

この画期的ともいえる痛快な規定を設けているのは、来週9月16日に広島で行われる「安芸太田しわいマラソン」。100kmと88km部門からなるウルトラマラソン大会です。

公式webサイトにはこう記載されています(大会当日→関門時間に記載)。 「本大会は長距離・長時間に及ぶ大会であり、その運営は地域沿線住民、消防団、一般ボランティア等多くの皆様に支えられています。よって、スタートから歩くことは、大会運営に支障が出るため警告の対象となります。再三の警告にもかかわらず、意図して歩き続けた場合は失格となる場合があります。』

こうして明文化せざるを得ないということは、今まで看過できない状況が続いていたのでしょうか。 この規定自体を他の都市型マラソンがすぐに採用するのは難しいと思いますが、出たくても出られない人が大量に発生する昨今の状況を考えても、マナーの問題として呼びかけてもいいのではないでしょうか。

■第9回 安芸太田しわいマラソン 公式webサイトこちら