マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知2013 vol.1「気持ちは改善」篇。

DSCN8297.JPG第2回「マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知」(名古屋シティマラソン)を実走取材してきました。2回目の開催となる今大会。名古屋で年に一度のランニングイベントとして大いに盛り上がったのではないでしょうか。

今回は、前回の「トイレ不足」など諸問題の反省をふまえ、仮設トイレ増設はもちろん選手動線などかなりの変更点がありました。 「名古屋シティマラソン」に限っていえば、ナゴヤドーム内を更衣や待機場所に使えるなど“待遇”が大幅に改善。 ただ、動線の読みが甘かったのか、荷物預けが大混雑して締切時間(9時)に間に合わない選手が続出。ついには予備のトラック出動という事態に。

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ドームのデッキ上から階段を下りて荷物預け場所へと移動する動線が描かれていたのですが、その階段がスタートブロックへと移動するルートと同じだったためボトルネックに。人が滞留してまったく動かない状況が続きました。

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もしも気温が低かったら、もしも雨がふっていたら・・・。おそらくさらに短時間のうちに人が集中し、最悪、出走できない人が続出した可能性も。 動線を大幅に変更(すべての動線が1本に集約)したのが裏目に出てしまったという印象・・・。 そんな運営側の読み違いを懸命にカバーしたのがボランティアの皆さんです。おそらくボランティア自身にも情報が回らず不安だったと思いますが、声を枯らして選手を誘導しようと必死な姿に頭が下がりました。

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ともあれ、動線の変更は「待ち時間を少なく、スタートまでのひとときを快適に過ごしてもらいたい」いう大会側の配慮のあらわれに他なりません。「大会を改善しよう!」という気持ちは伝わりました。 来年は、華やかな演出に運営面も追いついて、さらに洗練された大会に生まれ変わってくれると信じています。

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なお、ウィメンズマラソンについてはトイレ問題も改善され、とくにトラブルもなくおおむね好評だったようです。 ※明日はvol.2「レース篇」をお届けします。