「アクトス6時間リレーマラソン2011 in ナゴヤドーム」を取材してきました。台風12号の襲来という、大会史上最悪の試練に見舞われた今大会。大幅なコース変更およびレギュレーションの一部改定で乗り切り、なんとか開催にこぎつけました。
ナゴヤエリア最大級のリレーマラソンとして、すっかり定着した感のある「アクトスリレーマラソン」。2008年の第1回大会以来、回を重ねるごとに改善がみられ、前回はリレーゾーンの混雑ストレスもかなり緩和されていました。
そして迎えた第4回目。台風襲来というハンディに負けず、会場のナゴヤドームには昨年以上かと思われるほど多くの選手たちがつめかけていました。
本来は「ドーム内+屋外駐車場」を利用した1周2kmの特設コースの予定だったのですが、急遽「ドーム内+地下駐車場」、距離にして1.4kmのコースに変更されました。 本来のコースとの差は-600m。
距離短縮によりコース上の選手密度が増すことは確実。このため選手が思うように走れないのではないかとの懸念がありました。 これについて実際に走った選手に何人か聞いてみたところ、「確かに人は多かったが、前の選手を抜いていけないほどではない」というような答えがほとんどでした。
むしろ地下駐車場の蒸し暑さに閉口していた人が多数。炎天下の屋外駐車場か、熱気ムレムレの地下駐車場か・・・。日に焼けないぶん、地下の方が女性ランナーには好評だった(?)のかもしれません。
コース上の混雑はおおむね許容範囲だったとの印象を受けましたが、やはりどうにもならなかったのはタスキを受け渡すリレーゾーンの混乱ぶりだったようです。
選手の数は同じでもコース距離が短くなったぶんリレーのサイクルが増えますから、リレーゾーンの混雑は避けられません。前回はかなり改善が見られていただけに、コース変更という事情があったとはいえ残念。さすがにリレーゾーンの拡張までは手がまわらなかったものと思われます。
今回は開催するかしないかで一部で議論(?)もありましたが、会場ではみなさん楽しそうに走っていてうらやましいかぎりでした(今回、私はエントリーしていません)。
次回は記念すべき第5回大会。さらにパワーアップして、ナゴヤエリア随一のリレーマラソンの座を不動のものにしてほしいと思います。