“みんな大好き”いびがわマラソンがまさかのエントリー初日完売。これで「いびがわマラソン」はますます良大会へと進化するでしょう。なぜなら「抽選」エントリーの大会でありがちな「冷やかし」や「とりあえず」でエントリーする層が1人も存在せず、「出たい指数」が極めて高い人たちばかりが集まる大会になるからです。
人気大会の「先着」エントリーは賛否両論ありますが、本当に出たい人が努力(夜中・早朝に起きるとか)で出場権を得られるという面で、現状ではもっとも「公平」かつ「健全」なエントリー方式であるような気がします。 たとえば今回の「いびがわ」。
「本当に出たい指数」がMAXレベルの人は午前0時のエントリースタートと同時にPCの前に張り付き、おそらく100%の人がエントリーできたでしょう。 「まさか即日完売とは思はなくてエントリーできなかった!」と嘆く人は、つまるところ「出たい指数」がそれほど高くなかったというだけの話。
私は「いびがわマラソン」に関しては「出たい指数」MAXレベルですから、まさかとは思いながらも念のため午前0時前にはパソコン前でスタンバイ。30分後、無事にエントリーを果たすことができました。 それでもまさか即日(9時間)で完売するとは・・・。
しかし予兆はありました。「奈良マラソンが即日完売」という報に触れたとき、「いびがわも危ない!」と直感しました。 それどころか「かもしかハーフ」までもが即日で締め切りとなり、「いびがわ即日完売」はもはや避けられないとますます危機感が募り、「長野マラソン」並みの厳戒態勢でエントリー合戦にのぞんだのです。
ただ、今後くれぐれも「抽選」にだけはしてほしくありません。東京マラソンのように数十万人が殺到するメガ大会や一部のトレイルレースは「抽選」致し方なしとは思います。 しかし、とあるシティマラソンのように、応募者が殺到するわけでもないのに「抽選」とするのは、ほとんどの人が出られる中で本当に出たい人が出られない悲劇を生む可能性があるため反対です。
ちなみにとあるシティマラソンは「抽選」にしたにもかかわらず、ほぼ「全員当選」というわけのわからないことやっていました。「抽選」にした分の経費が余分にかかっているうえ、レース計画もたてづらい・・・。ランナーにとってはなんのメリットもない、なんともマヌケな結果となりました。
さて、もっとも激しいエントリー合戦を繰り広げる大会の一つが「長野マラソン」です。今のところ、次回も「抽選」にはせず「先着」エントリーになるだろうとのこと。 まあ、長野に限らずエントリー待ちのイライラはもはや市民ランナーにとって避けては通れない試練となりました。逆に「エントリー合戦」を楽しめるぐらいの心の余裕がほしいですね。