香川県が公認フルマラソン大会開催へ始動!ライバルひしめく春マラソンで勝ち残れるか。

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香川県がフルマラソン大会開催をめざし準備を進めていることがわかりました。香川でロードレースといえば先日終わったばかりの香川丸亀ハーフマラソンが有名ですが、関連性はあるのでしょうか。

KSB瀬戸内海放送によると、「香川県が開催を検討しているのは日本陸上競技連盟が公認する42.195kmのコースでのフルマラソン大会」で、2026年春の開催をめざすとのこと。

サンポート高松をスタートし、香川の豊かな里山や風光明媚な瀬戸内海を楽しめるコース」(KSB瀬戸内海放送)を想定しています。

香川を代表する全国屈指のロードレース「香川丸亀ハーフマラソン」に香川県は「共催」の形で関わっているものの、あくまでも主体(主催)は丸亀市。

さらに、香川県にはすでに「瀬戸内海トータル・フルマラソン全国大会」というマラソン大会が存在していますが、こちらも主催は土庄町であり、香川県は「後援」という立場。

2026年春の開催をめざす「香川マラソン(仮)」は、香川県が主体となって開催するまったく新しい独自のマラソン大会といえます。

サンポート高松(県立アリーナ)スタートということで、香川丸亀ハーフのコースにはかぶりません。瀬戸内海トータル・フルマラソンは小豆島で行われますので、こちらもかぶりようがありません。

じつは香川県では、かねてより陸連公認コースのフルマラソン大会開催を望む声が上がっていました。

2023年2月には、県民の公認フルマラソン大会開催を望む意見に対し、香川県は以下のように回答しています(一部省略)。

現在、香川県内では、瀬戸内海タートル・フルマラソン全国大会をはじめ、多くのマラソンに関するイベントがあるものの、ご指摘のとおり日本陸上競技連盟が公認するコースによるフルマラソン大会はありません。公認コースでのフルマラソン大会の開催は、本格的なランナーの参加が数多く見込まれ、地域のにぎわい創出にも有効と考えております。

このように、この時点から前向きな姿勢であったことがわかります。

「香川マラソン(仮)」についてまだ発表されている情報は少ないですが、わずか2年後の2026年春開催をめざすと明言している以上、水面下ではすでに計画が進んでいると推察します。

さて、春マラソン(3月中旬〜4月)には「ふくい桜マラソン」「とくしまマラソン」「びわ湖マラソン」「長野マラソン」など、全国区の人気大会がひしめいています。「香川マラソン(仮)」も、うどんパワーでその一角に食い込めるでしょうか。