若気の至りで買った赤い革ジャンを自分で黒く染め直す<後編:実践篇>

前編:きっかけ篇>より続く。

20年近く前に若気の至りで買った赤い革ジャン。年齢を重ねるにつれ着るのが気恥ずかしくなり、いつしかクローゼットの奥に眠ったままになっていました。

しかし最近ふと「色が黒なら着られるのでは?」と思い立ち、色替えにチャレンジすることとなりました。

染め直しのために用意したのは革製品用染料(SEIWA ローパスバチック)と、染料を固定させるための仕上剤(レザーコート)。刷毛とパレットのセットもあわせて購入しました。

必要なアイテムが揃ったところでさっそく染め替えスタート!新聞紙の上に革ジャンを広げ、染料を塗っていきます。

最初は恐る恐るぬりぬりしていたところ、染料を弾いてしまいなかなか染み込みません。そこで、刷毛にたっぷりの染料を含ませ、ドボッと大胆に塗る・・・というより降り注ぐイメージでなんとか定着を試みました。

細かな部分も塗り逃さないよう、細い刷毛でぬりぬり。内側もしっかりぬりぬり。

そして1回目の染色完了。

けっこういい感じに見えますが、よく見るとまだまだ地の赤が残っています。とりあえずこのまま1週間乾かします。

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・・・そして1週間後、ふたたび同じ染色作業を繰り返します。実は染料が足りなくなり500ml追加購入。結局、合計で1リットル近く使用しました。

1回目よりさらに黒さが増しましたが、写真では分かりづらいですね。

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再び乾かし1週間後・・・いよいよ仕上げ工程に入ります。革製品用の仕上剤、色止め剤とも呼ばれるレザーコートを塗っていきます。レザーコート自体は乳白色ですが、白く色がついてしまうことはありません。

全体にまんべんなく塗り、乾いたら完成です。いかがでしょうか。写真では伝わりにくいですが、黒に深みが出たような気がします。指でこすっても色が落ちることなくしっかり定着していました。

ビフォー&アフター。赤い革ジャンを自分で黒に色替えするミッション、とりあえず成功です!さっそく着用して出かけようと思ったものの、気候はすっかり春の陽気に。次の冬までお預けです。