30km地点で急に脚が止まってしまい、後半は苦しいレースとなった東京マラソン2011。それでもフィニッシュゲートが目に入ると、「もっと走っていたい」とう思いがこみ上げてくるから不思議です。
しかし、旅はいつか終わらせなければなりません。当選発表から4ヵ月間の出来事を思い出しながら、万感の思いを込めてフィニッシュゲートをくぐりました。
東京マラソンのフィニッシュゲートは左右に分かれています。私は迷わず向かって右を選択。なぜなら、全選手のフィニッシュシーンを撮影している固定カメラが、右ゲート寄りに設置してあるため。左ゲートに入ると映る範囲が狭いのです。次回、東京マラソンに当選したら、「フィニッシュは右ゲート」と憶えておいてください(フィニッシュシーン動画配信は3/2で終了済)。
さて、フィニッシュゲートをくぐったあとも東京マラソンはつづきます。
みなさん、チカラを出し切った清々しい表情をしていました。名残惜しい気持ちを抑えつつ、スタッフの案内に従ってフィニッシュ会場へと進みます。
ここからはどんどんモノが増えていきます。まずは、何はともあれ水分補給。ということでアミノバリューゲット。その場で一気に飲み干してしまいました。
続きましてフィニッシャータオル。鮮やかなブルーが印象的。2008年大会のときは防寒用のポンチョがもらえましたが、今回はなし。気温が高めなので次回のためにストックしておくのでしょうか。それとも最初から用意していなかったのかはわかりません。
つぎはシューズに取りつけた計測チップを外してもらうコーナーです。東京マラソンでは素手で取り外し不可能な結束バンドで固定するため、ペンチで切ってもらう必要があるのです。
そしていよいよ完走メダルコーナーへ。計測チップと引き替えに、ボランティアの方から首にかけてもらえます。この瞬間がいちばん好きです。完走メダルがある大会はやはりいいですね。
そのままぞろぞろ前のランナーについていき、「マラソン・アフターケアコーナー」へ。ここでは久光製薬よりエアーサロンパスジェットの試供品をいただきました。
まだまだ続きます。みかんです。体がビタミンCを欲していたのか、受け取ってすぐにむさぼり食ってしまいました。
つぎ、バナナ。これもすぐにペロリ。
これでランナーサービスコーナーは一旦終了。
預けていた荷物を受け取り、更衣スペースへと移動。ここでやっと落ち着くことができました。こちらでもアミノバリューや新潟米のおにぎりをいただきました。
2008年のときはEXPO会場のうち半分だけ残されていて、asicsブースが「完走おめでとう」バージョンになっていたりしました。ところが今回はすべてのブースが撤去され、昨日までの華やかさは跡形もなし。
ただの待ち合わせエリアになっていて拍子抜けしました。 ビッグサイトの外に出ると「大東京マラソン祭り」が続いており、食べ物屋台やさまざまなブースが出ていてにぎやかでした。やがてすべのステージイベントが終了し、太陽も西の空に。
いつまでもこの場にいたいという思いを振り切り、フィニッシュ会場の東京ビッグサイトを後にしました。来年はまたこの場所に戻ってこられるでしょうか。それはマラソンの神様にしかわかりません。
選手の皆さま、そして1万人のボランティアの皆さま、たいへんお疲れさまでした。 ※明日はvol.4「EXPO」篇をお届けします。