今回のいびがわマラソンには、現役を引退したばかりの高橋尚子さんがスペシャルゲストランナーとして緊急参戦(ハーフの部)。その影響もあってか、各社テレビクルーの姿があちこちに。参加者増とあいまって、会場内は熱気に満ちあふれていました。
フルマラソンスタート直前の様子。前方のゴンドラ(左側)の上に乗っているのがQちゃん。右側のゴンドラにいるのはスペシャルサポーターの西田ひかるです。
10時30分、Qちゃんによる号砲でフルマラソンスタート。走りながら両手を掲げてデジカメを連写、連写、連写!なんとかピントが合っていたのが以下の2枚。ノーファインダーで撮ったにしては上出来です。
フルマラソンは、スタート直後から心拍数アゲアゲの10kmレースと異なり、比較的ペースがゆっくり。この序盤のまったり感もフルの魅力の一つです。
スタート後しばらくは町中を走り、やがて揖斐川沿いの自然豊かな道に入ります。すでに山の木々が色づいており、景色を楽しみながら走ることができました。昨日の記事で「山間を行く厳しいコース」と書きましたが、ロードレースにしては起伏があるというだけで、何もトレランのように林道を上るわけではありません。当然、激坂もありません。
コース上にはエイドが充実しており、給水・給食に困ることはありませんでした。とくに給食は太巻き、いなり寿司、パン、カステラ、うめぼし、シュークリーム、バナナ、オレンジ、チョコレート、キャンディetcとバイキング状態。
とくに最終盤に登場する「みそスープ」は絶品でした。生ぬるいみそ汁があれほどおいしく感じたのは初めてです。きっと体が塩分を欲していたのでしょう。
今回はフルマラソンの準備らしい準備を行っていなかったため、終盤“脚にくる”ことは分かっていました。予想通り35キロ手前で急激に下半身が重くなり、ペースがガクンと落ち込んでしまいました。 それでもなんとか走りきり、シーズン初フルマラソンを無事完走することができました。
ゴールでは場内放送で一人ひとりの名前を読み上げ、フィニッシュを讃えてくれます。地元の中学生が完走タオルを肩にかけてくれるんですが、その瞬間、走りきった達成感と安堵感で満たされます。
いびがわマラソンではゴール写真入りの記録証を後日郵送してくれます。それにもかかわらず、速報タイムが書かれた紙を一人ひとりに発行するサービスを行っていました。 フィニッシュ地点から本会場へ戻ると、スタート前よりもさらに人が増えていました。
走っている最中ずっと、「ゴールしたらビール片手に飛騨牛の串焼きを食べよう」と楽しみにしていたのですが、屋台の前は長蛇の列・・・並ぶ体力が残っていなかったので断念しました。 気持ちよく走るための環境づくり、イベントとしての楽しみ。
どれをとっても至れり尽くせりのいびがわマラソン。もちろん来年も出場決定です。※明日はいびがわマラソンスナップ集をお届けします。
<大会講評>
駐車場あり、シャトルバスで送迎。公共交通機関の最寄り駅は養老鉄道の揖斐駅。会場まで無料シャトルバスあり。名古屋などから直行のバスツアーあり(有料)。ナンバーカードは胸と背の2枚。計時はRCチップ。記録証はフィニッシュ写真入り。ゲスト多数。食べ物屋台多数出店。荷物預かり無料。更衣室、トイレ必要十分。スタート位置は任意。沿道の応援多数。距離表示は1キロごと。応援の家族のための観光バスツアーあり。参加賞はTシャツorシューズケース、特産品(私はらっきょう)。完走賞はバスタオル。オールスポーツ参加。