名古屋市郊外のまち、岩倉市で開催された「第12回 いわくら五条川マラソン」を体験取材してきました。
会場は「岩倉市総合体育センター」および駐車場。周辺には畑が広がり、のんびりとした雰囲気が漂っていました。典型的な“ほのぼの系”マラソン大会といったところでしょうか。それでも参加者は3,000名を越えたといいますからたいしたものです。
さて、この大会はある理由で有名です。それはズバリ、コストパフォーマンスに優れていること。 参加料金は破格の1,100円(2kmの部の小中学生は100円!)でありながら、参加賞としてなんと500円の図書券、オリジナルタオル、グラス、ボディソープがもらえます。図書券の分を差し引けば、実質わずか600円。これは安いです。
もちろんRCチップで計時してくれるし、スポーツドリンクのサービスはあるし、完走証は即発行だし、抽選会まであります。 そして何といっても秀逸なのは「コーチンサービス」。これはレース後に、名古屋コーチンを使った味噌汁か焼き鳥が参加者全員にふるまわれるというもの。コーチン汁が楽しみで毎年参加している人もいるとか。
それにしてもこの安い参加料で、どのようにやりくりしているのでしょうか。よほど気前のいいスポンサーが付いているのかな。 さて、レースです。スタートと同時に花火が打ち上げられ、びっくりしました。コースは全般的にやや狭いながら、人がばらけてからはそれほど気になりませんでした。下はスタート10分前の様子。みんなまだまったりとしています。
大会名にもなっている五条川は桜の名所として有名です。名古屋市の人はわかると思いますが、あの山崎川とほぼ同じ雰囲気。その五条川沿いがコースのメインとなります。川沿いといっても河川敷ではなく、遊歩道のような感じです。
岩倉市は日本で11番目に小さな市なんだそうですが、沿道の人たちの応援が意外と多いのに驚きました。東京マラソンのようなビッグレースもいいけれど、やはりこのようなほのぼの系の大会も独特の魅力があります。
レース結果はおかげさまで自己ベストを記録。自分としてはかなり強気なペースで入ったのですが、最後まで落ちることなくフィニッシュすることができました。東京マラソンの超回復が、ここにきて出てきたという感じです。
<大会講評>
駐車場あり。最寄りの岩倉駅から早歩きで10分ほど。無料のシャトルバスも運行されている。待機場所として体育館、武道場が開放されている。ランニンググッズのショップは小規模ながらあり。参加賞は図書券(500円)、グラス、タオル。名古屋コーチンを使った食べ物の無料サービスあり。 種目は10km(高校生以上)、4km(中学生以上)、2kmジョギング。ナンバーカードは前面1枚。計時はRCチップ(グロスタイムのみ)。給水は1箇所(スポーツドリンク)。記録証は即発行。お楽しみ抽選会あり。ゲスト無し(昨年は千葉真子さん)。誠に残念ながらオールスポーツの参加は無し(一昨年、昨年と参加していたようだが、なぜか今年は参加していなかった)。
●ゴールシーンスナップ集
選手の皆さん、ボランティアの皆さん、お疲れ様でした。